-
日常の言葉たち 似ているようで違うわたしたちの物語の幕を開ける16の単語
¥2,530
『日常の言葉たち 似ているようで違うわたしたちの物語の幕を開ける16の単語』 出版社:葉々社 判型:四六判、仮フランス装 ページ数:400P 版元からの紹介: キム・ウォニョン、キム・ソヨン、イギル・ボラ、チェ・テギュという、背景も活動分野も異なる4人によるエッセイ集。コーヒー、靴下、テレビ、本といった身近な存在の言葉をはじめ、ゆらゆら、ひそひそ、ひんやりなどの状態や様子を示す言葉について、それぞれが文章を綴る。4人の文章に触れることで、新たな気づきや視野の広がりが感じられる。
-
楽園の夕べ ルシア・ベルリン作品集/ルシア・ベルリン/岸本佐知子
¥2,860
『楽園の夕べ ルシア・ベルリン作品集』 著者:ルシア・ベルリン 訳者:岸本佐知子 出版社:講談社 判型:四六版 版元からの紹介: 人生を物語に刻んで。 ロングセラー『掃除婦のための手引き書』(2020年本屋大賞翻訳小説部門第2位)、『すべての月、すべての年』に続く待望の短編集。 「彼女の書く文章はほかの誰とも似ていない。読むものの心を鷲づかみにして、五感を強く揺さぶる。読んだときは文字であったはずのものが、本を閉じて思い返すと、色彩や声や匂いをともなった「体験」に変わっている。(中略)まるで自分もそこにいて、それらを見、聞き、感じたような錯覚にとらわれる。それほどに、彼女の言葉の刻印力は強い。」(「訳者あとがき」より)
-
【サイン本】すべての月、すべての年――ルシア・ベルリン作品集/ルシア・ベルリン/岸本佐知子
¥1,100
『すべての月、すべての年――ルシア・ベルリン作品集』 訳者サイン本です! 著者:ルシア・ベルリン 訳者:岸本佐知子 出版社:講談社 判型:文庫 版元からの紹介: 魂の作家による19の短編。 ロングセラー『掃除婦のための手引き書』のルシア・ベルリン、待望の新邦訳作品集。 『掃除婦のための手引き書』の底本である短編集 A Manual for Cleaning Women より、同書に収録しきれなかった19編を収録、今回も傑作ぞろいの作品集です。
-
震えたのは/岩崎航
¥1,870
『震えたのは』 著者:岩崎航 出版社:ナナロク社 判型:四六版 版元からの紹介: 『点滴ポール 生き抜くという旗印』が大きな反響を呼んだ岩崎航の第2詩集。 著者の岩崎航さんからのメッセージです。「うれしい。こわい。震えたのは、懸命に生きようとしているからです。自分の暮らしを作っていくなかで湧き出すその震えを言葉にして一冊の詩集にしました」
-
坂本図書/坂本図書
¥2,200
『坂本図書』 出版社:坂本図書 版元からの紹介: 【坂本龍一が語る、本を介した36人の人物録】 坂本龍一の傍にはいつも本があった。 「いつか古書店の店主になるのが夢だった」と語り、東京の仮住まいでも特製の本棚を設け新旧の本を蔵していくほど、無類の本好きで愛書家だった。 本書は、2018年から2022年にわたり、婦人画報に掲載していた連載『坂本図書』全36回分と、2023年3月8日に実施された、坂本龍一と旧知の仲である編集者・鈴木正文氏との対談「2023年の坂本図書」を収録しています。 本から始まり、本に気づかされ、本で確信する。 本を媒介に浮かび上がる、坂本龍一の記憶と想像の人物録です。
-
新版 不思議というには地味な話/近藤聡乃
¥1,430
『新版 不思議というには地味な話』 著者:近藤聡乃 出版社:ナナロク社 判型:四六判 ページ数:232ページ 版元からの紹介: 現代アート作家、漫画家としても活躍し、『A子さんの恋人』1〜5続刊(KADOKAWA)、『ニューヨークで考え中』1〜2続刊( 亜紀書房)が話題の近藤聡乃のはじめてのエッセイ集が、仕様をあらたにお求めやすい価格の「新版」となって新発売です。 新版のための描きおろし「上の空と穴の底」を含む全58篇のエッセイと58点の挿画、漫画2篇を収録。手書き文字もふんだんに使われています。 地味に不思議で、おだやかに怖い。近藤聡乃の日々。
-
毎日のことこと/高山なおみ
¥1,980
『毎日のことこと』 著者:高山なおみ 出版社:信陽堂 版元からの紹介: 友だちに宛てた手紙のように、3年にわたり書きつがれた六甲での暮らし。 神戸新聞の好評連載のエッセイが書籍になりました。 料理家として、文章家として、レシピ集、エッセイや日記など多くの著書をもつ高山さんが生活の場を東京・吉祥寺から神戸へと移したのは2016年のこと。神戸での新しい暮らし、新しい友人との交流、コロナ禍での心象などを描いたエッセイ36編を収録。 文章のほか、イラスト、写真も高山さんによるものです。
-
猫語の教科書/ポール・ギャリコ/ 灰島かり
¥660
SOLD OUT
『猫語の教科書』 著者:ポール・ギャリコ 訳者:灰島かり 出版社:筑摩書房 判型:文庫 ページ数:208頁 版元からの紹介: ある日、編集者のもとへ不思議な原稿が届けられた。文字と記号がいりまじった、暗号のような文章。“£YE SUK@NT MUWOQ”相談を受けたポール・ギャリコは、それを解読してもっと驚くはめになる。原稿はなんと、猫の手になる、全国の猫のためのマニュアルだった。「快適な生活を確保するために、人間をどうしつけるか」ひょっとしてうちの猫も?描き下ろしマンガ(大島弓子)も収録。
-
ぼくのコーヒー地図/ 岡本仁
¥2,420
SOLD OUT
『ぼくのコーヒー地図』 著者:岡本仁 出版社:平凡社 判型: B6変 ページ数:328ページ 版元からの紹介: コーヒーブレイクは大切ですね―― 日本全国58都市166店を紹介 manincafeのIDでInstagramにコーヒーを飲む日常をポストする編集者岡本仁によるコーヒー店案内。コーヒーの味だけではなく、店主、音楽、そして集まる客がつくりあげる、ゆるやかな、時にはピリリとした空気……老舗の喫茶店から新しいコーヒースタンド、ナショナルチェーンから個人店、時には紅茶店や日本茶店まで、街を歩いて見つけた166店で考えたコーヒーとの幸せな関係。オールカラー。
-
数学する人生/岡潔/森田真生
¥737
『数学する人生』 著者:岡潔 編者:森田真生 出版社:新潮社 判型:文庫 版元からの紹介: 日本が誇る世界的数学者にして、畑仕事と研究だけに没頭した孤高の人――。数学の枠にとどまらない、その思想エッセンスを余すところなく一冊に凝縮。「人は本来、物質的自然の中に住んでいるのではなくて、魚が水の中に住んでいるように、心の中に住んでいます」と語る哲学的にして詩的な世界観を、小林秀雄賞を最年少で受賞し、岡に私淑する俊英の編集により完全再現した驚異的選集。
-
THE FISH 魚と出会う図鑑/長嶋祐成
¥2,420
『THE FISH 魚と出会う図鑑』 著者:長嶋祐成 出版社:河出書房新社 判型:B4変形 ページ数:96ページ 版元からの紹介: 身近な生きものであると同時に、世界中に多様な姿で生き、私たちの知らない場所ともつながっている「魚」。人間の目の前に現れるときのその瑞々しい姿に、絵と文章を通して出会う図鑑。 何気なく見ていたあの魚が、 一瞬で、特別な生き物になるーー 毎日をもっと楽しくする、全145の魚たち。 【「まえがきにかえて」より】 ただ想像するにすぎなかった生き物が、形をもって目の前に現れる。それは思い描いていた姿と違ったり、あるいはその通りだったりしながら、現実の手触りをともなって僕の世界に位置を占める。その都度、僕は新たな測量を得て地図を描き直し、描き加え、新しい色を置く。その喜びは何物にも代えがたい。だから今日まで、飽きることを知らず、魚との出会いを求め続けている。
-
ヒーシーイット―アクア/ウィスット・ポンニミット
¥1,047
『ヒーシーイット―アクア』 著者:ウィスット・ポンニミット 出版社:ナナロク社 版元からの紹介: 外国人初! 第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門奨励賞受賞作品。 日本でも連載中のタイのマンガ家の原点が日本初登場! タイ在住のマンガ家「タムくん」がノートに描いた枚数もジャンルもバラバラのマンガシリーズ。 巻末に詩人の谷川俊太郎さんによる解説を収録。 谷川さんはじめ多くの方に絶賛された「部屋」は必見です。
-
ヒーシーイット オレンジ/ウィスット・ポンニミット
¥1,047
『ヒーシーイット オレンジ』 著者:ウィスット・ポンニミット 出版社:ナナロク社 版元からの紹介: 日本で人気のタイ人漫画家・タムくん(ウィスット・ポンニミット)による、シリーズコミック第2弾!! 著名人ファンも多いタムくんの、傑作短編シリーズ第2弾がついに刊行。 前作『ヒーシーイット アクア』(解説:谷川俊太郎)は、 外国人では初の文化庁メディア芸術祭マンガ部門入賞。 今回は、優しくてちょっとイジワルなショートショート17編と タイのゆる~いくらしを描くイラストエッセイ17編を収録。 解説は, 「murmur magazine」で女子に大人気の服部みれいさん!!
-
ライブ漫筆/安田謙一
¥1,650
『ライブ漫筆』 著者:安田謙一 装画・イラスト:辻井タカヒロ デザイン:仲村健太郎 出版社:誠光社 判型:A6判 ページ数:262P 版元からの紹介: アイドルグループからポール・マッカートニー、美術館でのインスタレーションからものまねパブに、配信ライブまで。演奏だけでなく「ハトが出る」瞬間を、ライブ中だけでなくその待ち時間や、帰路での一杯までをも綴った「ロック漫筆家」安田謙一の名人芸。かつて我々はこのような形で音楽にまつわる喜びを享受していたという未来の民俗学的資料であると同時に、これからの音楽体験の愉しみを模索するヒントの詰まった一冊。 装画・イラストは盟友、辻井タカヒロ、デザインは仲村健太郎。挿絵は京都 Hand saw pressにてリソグラフ印刷。 掲載ライブ(下記は一部・全体は目次画像参照) バート・バカラック/恵比寿★マスカッツ/エルヴィス・コステロ/水谷千重子/KIRINJI/民謡クルセイダーズ/クレイジーケンバンド/宇崎竜童/シャムキャッツ/憂歌団/ものまねショウ/松浦真也の吉本新喜劇/MOCKY/ジェフ・ミルズ/ピチカート・ワン/柴田聡子ほか
-
めぐる、22号【特集】お米のこれから
¥800
『めぐる、22号【特集】お米のこれから』 めぐる、は徳島の雑誌です。 米不足の報道が連日され、急に騒がしくなったお米のいろいろ。 決して「米どころ」とは言い難い徳島県の米事情ってどうなってるの? 米を作り続ける農家のほか、品種について研究する人、米を使った加工品を手がける人、米飯給食のことまで、徳島の米にまつわる人々に会ってきました。 一番身近な存在である「お米」のこと、今こそ一緒に考えてみませんか。
-
心臓/奥田亜紀子
¥770
『心臓』 著者:奥田亜紀子 出版社:リイド社 判型:四六版 版元からの紹介: 中学生の切実な日常を真正面から描き切った大傑作『ぷらせぼくらぶ』から六年。 奥田亜紀子の原点と現在地を収録した作品集がついに刊行。 ページが光っているような眩いトーンワークが照らし出す心の深いところ。 吹き溜まりだと感じていた場所にあったのは、思いのほかに美しいものなのかもしれない。 どこまでも繊細な才能が、鋭く研ぎ澄まされた感性で描く私たちのドラマ。
-
わたしの知る花/町田そのこ
¥1,870
『わたしの知る花』 著者:町田そのこ 出版社:中央公論新社 判型:四六版 版元からの紹介: 「あんたは、俺から花をもらってくれるのか」 虫も殺せぬ優男、結婚詐欺師……? 77歳で孤独死した老人の、誰も知らない波瀾に満ちた意外な人生とは? 『52ヘルツのクジラたち』町田そのこの新作は、一人の男と美しい花を巡る物語。
-
家族の味/平野レミ
¥1,540
『家族の味』 著者:平野レミ 出版社:ポプラ社 判型:四六版変形 版元からの紹介: 結婚は、わたしの料理の腕を上げました。 子どもが生まれたことは、食べ物を真剣に考える糸口になりました―― 平野レミさんがはじめて料理を作った思い出から、和田誠さんとのなれそめや子育て方針まで、家族と料理への愛情がぎゅっと詰まったエッセイ集。29品のオリジナルレシピに加え、夫・和田誠さんとの対談、阿川佐和子さん、清水ミチコさんとの鼎談も収録。
-
「犬の看板」から学ぶ いぬしぐさ25選
¥660
SOLD OUT
『「犬の看板」から学ぶ いぬしぐさ25選』 出版社:小鳥書房 版元からの紹介: 文学フリマ東京で好評、愛犬家必見! 小鳥書房のWEB連載「犬の看板探訪記」スピンオフ企画です。 "「犬のフンを持ち帰ろう」といった文言で美化啓発をうながす「犬の看板」は、各市区町村に掲示されており、種類も豊富なため、たくさんの犬に出会うような興奮がある――。犬の看板探訪の世界へようこそ!" 「たいていの時間、犬のことを考えている」という小説家・太田靖久さんが犬の看板のDOGモたちの「しぐさ」を読み解きます。プロローグでは、「いぬしぐさ」のたしなみ方を提案。そしてインタビューでは創作と犬の看板探訪の関係について触れています。そして、写真家・金川晋吾さんの犬写真を3枚収録。おそらく世界初のリアルワンちゃんと犬の看板のDOGの共演が楽しめます。 小説家の頭の中を覗き、日常の楽しみを発見する1冊、ぜひご一読ください。
-
いいなアメリカ/ジョンとポール
¥1,430
『いいなアメリカ』 著者:ジョンとポール 出版社:誠光社 判型:四六版変型 版元からの紹介: シンプルなようでいて複雑なソングライティング、 シニシズムと背中合わせの優しさ、 ジャーナリスティックなお伽話。 ランディ・ニューマンの歌を、訳し、唄い、解釈したら見えてきた、哀しくも素敵なアメリカ。 当店ウェブサイト「編集室」よりの単行本、「誠光社同時代文庫」の第二弾は、広島在住のミュージシャン、ジョンとポールが、アメリカのシンガーソングライター、映画音楽家、ランディ・ニューマンの楽曲を、訳し、解釈し、歌い、解説したハイブリッドな一冊。著者による、原曲のノリを損なわず日本語に移し替えた抄訳詞に、その背景を綴ったコラムを掲載。各ページにはQRコードを付し、その楽曲をジョンとポールが演奏した動画にリンク可能。歌の意図と背景を知りつつ、日本語詞で自然に耳にすれば、このシニカルな巨人の本当の魅力が身近なものに感じられるはず。 わたしたちの知らないアメリカ文化を、テキストと演奏で体感するこれまでにないコラム集です。 デザインは水本アキラ、イラストはおおきなお。
-
和田夏十の言葉/梶谷いこ
¥1,430
『和田夏十の言葉』 著者:梶谷いこ 出版社:誠光社 判型:四六判変型 版元からの紹介: 「何考えてるの」「なんにも」「私はいっぱい考えてる」 ——映画『黒い十人の女』より 当店ウェブサイト「編集室」上の連載『和田夏十の言葉』が一冊にまとまりました。 夫市川崑作品を始めとする数々の名作を手掛けた脚本家であり、子育てや、家族観、ジェンダー意識においても、彼女が活躍した戦後〜高度経済成長の日本においては先進的な感覚を持っていた和田夏十。彼女を敬愛する著者梶谷いこが、その言葉から、日々の暮らしの中でつまづく違和感や発見について思索を深め、展開していく10本(+1)のエッセイ。声高に叫ぶ以前に強く感じ、考える。そんな意志の籠もった、静かに熱い言葉の数々。 家族のこと、母親のこと、愛するということ、日々の暮らしの瑣末事。 「イズム」未満の違和感や気づきを、論説になりきらない思索の数々を、昭和の名脚本家の言葉に重ね合わせ綴った令和の名随筆ここに。
-
喫茶店のディスクール/オオヤミノル
¥1,870
『喫茶店のディスクール』 著者:オオヤミノル 出版社:誠光社 判型:四六判変型 版元からの紹介: われわれは一体誰と契約をしているのか? SNSとグルメサイト、クラウンドファンディングとポイントカードに骨抜きにされた消費者万能の暗黒時代に模索する「いい店」の条件。自身の迷走を振り返りつつ、犬の目線で語る、経済、仕事、メディアにコミュニティ。金言だらけの与太話再び。 京都出身の焙煎人であり、京都[KAFE工船]、倉敷[カフェゲバ]などのカフェを営む著者が、街場の語り口で考える、この時代いかにして「いいお店」が成立するか。 情報消費、権威主義、労働者と消費者の物象化と疎外、シェアという名の労働力搾取まで、昨今の小商いにまで侵食する不可解な現象を、社会契約論にまでさかのぼり、共有地、贈与、ローカルなど広範囲にわたるキーワードとともに考察した、痛快かつ深い喫茶・小商い論。
-
土を喰う日々―わが精進十二ヵ月―/水上勉
¥693
『土を喰う日々―わが精進十二ヵ月―』 著者:水上勉 出版社:新潮社 判型:文庫 版元からの紹介: 著者は少年の頃、京都の禅寺で精進料理のつくり方を教えられた。畑で育てた季節の野菜を材料にして心のこもった惣菜をつくる――本書は、そうした昔の体験をもとに、著者自らが包丁を持ち、一年にわたって様様な料理を工夫してみせた、貴重なクッキング・ブックである。と同時に、香ばしい土の匂いを忘れてしまった日本人の食生活の荒廃を悲しむ、異色の味覚エッセーでもある――。
-
千年の読書 人生を変える本との出会い/三砂慶明
¥1,980
『千年の読書 人生を変える本との出会い』 著者:三砂慶明 出版社:誠文堂新光社 判型:四六版 版元からの紹介: 「シェイクスピアはマーロウがいなかったら、マーロウはチョーサーがいなかったら、チョーサーは無名の詩人たちが道を拓き、生のままの粗野な言葉づかいを直していなかったら書けなかった」―ヴァージニア・ウルフ 私たちが何気なく本屋で手に取る一冊は、実は人類の悠久の歴史と地下水脈のようにつながっています。 そして私たちが千年前に書かれた『源氏物語』に共感したり感動したりできるのは、「本」というメディアが存在するからです。 本には人の人生を変えるほどの力があります。俳優を目指していた著者の友人は、サン・テグジュペリの『夜間飛行』を読み、パイロットになることを決意しました。 本書は、人気イベント兼冊子「読書の学校」発起人であり、梅田 蔦屋書店で人文コンシェルジュを務める書店員・三砂慶明氏による、とてもパーソナルで、それゆえに普遍的な、本をめぐる考察。 なぜ、本には人生を変えるほどの大きな力があるのか。 そしてどうしたらそんな本に出会うことができるのか――。 雑誌「サンガジャパン」に2016年から5年間連載した内容を凝縮し、さらに大幅に加筆しました。 「生きづらさ」「働き方」「お金」「食」「幸福」「死」といったテーマで各章を構成。 250冊を超える古今東西のおもしろい本を縦横無尽に紹介する読書エッセイ。 本を通した世界の見方、そして「人生を変える一冊」に巡り合うためのヒントを紹介します。