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母親になりたくなかった私の育児日記/井上奈那(zine)
¥1,000
編著:井上奈那 イラスト:ユンミナ デザイン・印刷:石引パブリック 判型:B6判/中綴じ/40ページ 刊行日:2024年5月25日 版元からの紹介: 子どもを産み、 育てたからこそわかった父の愛、 2020年から2024年にかけての 妊娠・出産・育児の記録と、 母親になりたくなかった私が 子どもを通じて自立するまでの話。 5年間の妊娠・育児日記のほか、「父について」、「母親である自分を受け入れる」のふたつのエッセイを掲載。
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ぼくは挑戦人/ちゃんへん.
¥891
著者:ちゃんへん. 出版社:河出文庫/河出書房新社 判型: 文庫判/272ページ 版元からの紹介: 苛烈ないじめと差別に遭った少年期。中学2年でジャグリングに出会い、プロパフォーマーの道へ――在日コリアン3世が半生記として語る、家族のこと、世界中を訪ねて知ったこと、アイデンティティのこと。
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すべての、白いものたちの/ハン・ガン
¥935
著者:ハン・ガン 訳者:斎藤真理子 出版社:河出文庫/河出書房新社 判型:文庫判/200ページ 版元からの紹介: アジア初のブッカー国際賞作家による奇蹟の傑作が文庫化。おくるみ、産着、雪、骨、灰、白く笑う、米と飯……。朝鮮半島とワルシャワの街をつなぐ65の物語が捧げる、はかなくも偉大な命への祈り。 ノーベル文学賞受賞! ハン・ガン作品、どれから読んだらいいかわからない……という方には、個人的には『すべての、白いものたちの』をお勧めしたいです。 詩のように淡く美しく、それでいて強く心をゆさぶる名作です ーー岸本佐知子 生後すぐに亡くなった姉をめぐり、ホロコースト後に再建されたワルシャワの街と、朝鮮半島の記憶が交差する。 文庫化にあたり、訳者の斎藤真理子による「『すべての、白いものたちの』への補足」、平野啓一郎による解説「恢復と自己貸与」を収録。
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アフリカの日々/イサク・ディネセン
¥1,595
著者:イサク・ディネセン 訳者:横山貞子 出版社:河出文庫/河出書房新社 判型:文庫判/536ページ 版元からの紹介: すみれ色の青空と澄みきった大気、遠くに揺らぐ花のようなキリンたち、鉄のごときバッファロー。北欧の高貴な魂によって綴られる、大地と動物と男と女の豊かな交歓。20世紀エッセイ文学の金字塔。
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あのこはね/福田利之
¥1,760
著者:福田利之 出版社:ポプラ社 判型:A5判/40ページ 版元からの紹介: やっていいことと、悪いことの間で葛藤しながら、大人に近づいていく子供の成長を描いた絵本です。 かなしいきもち、うれしいきもち、たのしいきもち…… 突然あらわれるいろんなきもちは、どこからくるの? 「やまの うえから?」 「うみの むこうから?」 「とおい おそらの むこうから?」 やっていいことと、悪いことの間で葛藤しながら、 大人に近づいていく子供の成長を描いた絵本です。 子供の目線をとおしてみる世界は、どこか少しファンタジー。 べージをめくるごとに、広がる世界をお楽しみください。 町田そのこ氏 推薦! ――――――――――――――――――――――――――――――― すっかり忘れていた友だちに、また会えた。 ねえ、いまならもう少し、あなたと仲良く過ごせるかもしれない。 恥ずかしいような愛おしいような記憶が、 シャボン玉のようにあふれてくるお話です。 ―――――――――――――――――――――――――――――――
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休むヒント。
¥1,430
編:群像編集部 出版社:講談社 判型:B6変型/208ページ 版元からの紹介: 休みなよ、って言われても。 ・休日、何もしてないのに気づいたら夕方になっている。 ・お休みなのに、つい仕事のメールをチェックしてしまう。 ・折角の休みだからと、逆に予定を詰め込み過ぎてしまう。 ・全然休めた気がしないまま、月曜の朝を迎えてしまう。 ・「休みの日って何してるの?」と聞かれるのが怖い。 ──ひとつでも当てはまってしまったあなた、必読です!! 働き方改革時代、ワークライフ「アン」バランスなあなたに贈る、休み方の処方箋(エッセイ・アンソロジー)! 覗いてみません? あの人たちの、休み方。 (執筆者一覧・50音順) 麻布競馬場、伊沢拓司、石井ゆかり、石田夏穂、岡本 仁、角田光代、角幡唯介、くどうれいん、古賀及子、小西康陽、斉藤壮馬、酒井順子、酒寄希望、向坂くじら、佐藤良成、杉本裕孝、高橋久美子、滝口悠生、武田砂鉄、竹田ダニエル、つづ井、年森 瑛、永井玲衣、蓮實重彦、平松洋子、藤代 泉、古川日出男、星野博美、堀江 栞、益田ミリ、宮内悠介、宮田愛萌、吉田篤弘
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くまのパディントン/マイケル・ボンド、ペギー・フォートナム
¥1,430
SOLD OUT
作:マイケル・ボンド 画:ペギー・フォートナム 訳:松岡享子 出版社:福音館書店 ページ数:224 版元からの紹介: みんなに愛されるおかしなクマのシリーズ1作目 ブラウン夫妻が初めてパディントンに会ったのは、パディントン駅のプラットホームでした。だから、クマには珍しい「パディントン」という名前が付けられました。暗黒の地ペルーから、1人で移民してきて、身寄りもなく駅の隅に佇んでいましたが、親切なブラウン夫妻にひきとられ、縦横無尽に活躍します。一度読み始めたらやめられない、おかしなおかしなクマのパディントンのお話の第1作目です。
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誤作動する脳/樋口直美
¥2,200
著者:樋口直美 出版社:シリーズ ケアをひらく/医学書院 判型:A5頁/260ページ 版元からの紹介: 幻は、幻が消えたときに、幻とわかる。――脳の中からの鮮やかな現場報告! 「時間という一本のロープにたくさんの写真がぶら下がっている。それをたぐり寄せて思い出をつかもうとしても、私にはそのロープがない」――たとえば〈記憶障害〉という医学用語にこのリアリティはありません。ケアの拠り所となるのは、体験した世界を正確に表現したこうした言葉ではないでしょうか。本書は、「レビー小体型認知症」と診断された女性が、幻視、幻臭、幻聴など五感の変調を抱えながら達成した圧倒的な当事者研究です。
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シンクロと自由/村瀨孝生
¥2,200
著者:村瀨孝生 出版社:シリーズ ケアをひらく/医学書院 判型:A5頁/296ページ 版元からの紹介: 介護現場から「自由」を更新する! 「こんな老人ホームなら入りたい!」と熱い反響を呼んだNHK番組「よりあいの森 老いに沿う」。その施設長が綴る、自由と不自由の織りなす不思議な物語。万策尽きて、途方に暮れているのに、希望が勝手にやってくる。誰も介護はされたくないし、誰も介護はしたくないのに、笑いがにじみ出てくる。しなやかなエピソードに浸っているだけなのに、気づくと温かい涙が流れている。 コメント: 《僕は視力が衰えてきて手元に拡大鏡が手放せない有様ですが、280ページ余を休み休み読み、「北極と岡山にある郵便局」で爽快なカタルシスを味わいました。これは何と言うか、人を具体から抽象へ誘う哲学書でもありますね。 この本には言葉より先に「現場」がある。それに比べると僕が書いているような「詩」には言葉しか(日本語しか)現場がない、それがいつも僕を苛立たせ、詩という書きものに疑問を感じさせているのです。その不満がまた僕の詩を書くエネルギー源になってもいるのですが。 この本を読んでいると、以前だったら書いている村瀨さんの側に立っていたと思うのですが、今や書かれているお年寄りの側に立っている自分に気付きます。鶴見俊輔さんは言葉を人間語、生き物語、存在語というふうに分けていましたが、老いてくるとおいそれと言葉にならない存在語の方に気持ちが寄っていきます。お年寄りが発する存在語に詩で近づきたいというのが目下の見果てぬ夢です。》──谷川俊太郎
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暗闇のなかの光 ブラックホール、宇宙、そして私たち/ハイノー・ファルケ、イェルク・レーマー 【訳】吉田 三知世
¥2,970
著者:ハイノー・ファルケ、イェルク・レーマー 訳者:吉田三知世 出版社:亜紀書房 判型:四六判/上製/480ページ 版元からの紹介: 《100年の時をかけて、私たちはついにブラックホールを「見た」》 2019年4月、ブラックホールの存在が初めて画像で直接証明された。 「いくら見つめても足りない。素晴らしく新しいが、なぜか懐かしい」プロジェクト実現のため、世界中の電波望遠鏡のネットワーク作りに奔走した研究者が語る、壮大なサイエンスノンフィクション。 宇宙の巨大な怪物、ブラックホール。 そこでは光が消え、時間が止まる。 私たちは、知識の限界を覗き込もうとしているのだろうか──暗闇の中の光はささやく。いまだ謎に満ちあふれたこの世界の物語を。その中で、私たち一人ひとりはどのようにして在るのかを。 私たちの限界が、私たちを探究者たらしめる。 千年にわたる旅の末に得られた、一枚の画像についての物語。 もしかすると私は「私の」ブラックホールを見ることができるかもしれない。そして、私だけではない──誰もがそれを見ることができるだろう! こう気づいたとき、私は雷に打たれたような感覚に襲われた。私の心の目には、具体的なイメージが浮かび上がってきた。今や私には明確な目標ができた。 ブラックホールの喉の奥底を覗いてやるのだ! 私はそわそわしてきて、立ち上がり、歩き回り始めた。(本文より) -------------------------------------- 目次: ■前書き ■プロローグ ■本書について 第1部 空間と時間のなかを進む旅 ■第1章………人類、地球、そして月 ■第2章………太陽系と進化する宇宙モデル 第2部 宇宙の謎 ■第3章………アインシュタインが一番楽しんだアイデア ■第4章………天の川銀河とその恒星たち ■第5章………死んだ恒星とブラックホール ■第6章………銀河、クェーサー、そしてビックバン 第3部 世界初のブラックホール撮影への道 ■第7章………銀河中心 ■第8章………画像の背後にある考え方 ■第9章………地球サイズの望遠鏡を作る ■第10章……遠征への出発 ■第11章……現れ出る画像 第4部 限界を超えて ■第12章……私たちの想像の力を超えて ■第13章……アインシュタインを超える? ■第14章……全知と限界 ■謝辞 ■EHT著者一覧 ■用語解説 ■訳者あとがき ■原注 ■索引 お詫びと訂正:(亜紀書房編集部) 巻末の原註に対応する本文中の番号に脱落がございました。 ►197頁14行目〜198頁2行目にかけての段落 「私の論文が最後に主張したのが……ブラックホールの喉の奥を直接見ているときには?」 →こちらが巻末原註ⅺページ 第7章(5)に該当いたします。 読者の皆さまにお詫び申し上げるとともに、ここに訂正いたします。
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現代経済学の直観的方法/長沼伸一郎
¥2,640
著者:長沼伸一郎 出版社:講談社 判型:A5判/458ページ 版元からの紹介: ビジネス書大賞2020 特別賞(知的アドベンチャー部門)受賞! わかりやすくて、おもしろくて、そして深い。 世界の状況が刻々と変わる現在、 文系理系問わず、経済を知らずに世の中を知ることはできない。 そんな時代に「経済をなんとなく避けてきた」読書人におすすめ。 かつて『物理数学の直観的方法』で理系世界に一大センセーションを巻き起こした著者による、 この一冊で資本主義の本質をガツっと直観的につかむ、 どこにもなかった経済書。 西成活裕氏(東京大学大学院教授 『渋滞学』『とんでもなく役に立つ数学』著者) 「私は30年前にこの本のベースとなる論考に出会い大きな衝撃を受けた。 経済の『非』成長モデルのヒントがここにある。SDGsを目指す中で、 我々はどのように生きればよいか迫ってくる本書は、 万人に読んでいただきたい一冊である」 ・資本主義とは ・インフレとデフレのメカニズム ・貿易が拡大する理由とは? ・ケインズ経済学とは何か? ・貨幣の本質とは? ・なぜドルは強いのか? ・仮想通貨(暗号資産)とブロックチェーンとは何か? そして、 ・資本主義社会の最大の問題点と、その解決のヒント 私たちが生きる現代資本主義社会の本質とその問題、行く末を理解する一冊! 目次: 第1章 資本主義はなぜ止まれないのか 第2章 農業経済はなぜ敗退するのか 第3章 インフレとデフレのメカニズム 第4章 貿易はなぜ拡大するのか 第5章 ケインズ経済学とは何だったのか 第6章 貨幣はなぜ増殖するのか 第7章 ドルはなぜ国際経済に君臨したのか 第8章 仮想通貨とブロックチェーン 第9章 資本主義経済の将来はどこへ向かうのか
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進化しすぎた脳/池谷裕二
¥1,100
著者:池谷裕二 出版社:ブルーバックス/講談社 判型:新書判/304ページ 版元からの紹介: 『しびれるくらいに面白い!』 最新の脳科学の研究成果を紹介する追加講義を新たに収録! あなたの人生も変わるかもしれない? 『記憶力を強くする』で鮮烈デビューした著者が大脳生理学の最先端の知識を駆使して、記憶のメカニズムから、意識の問題まで中高生を相手に縦横無尽に語り尽くす。 「私自身が高校生の頃にこんな講義を受けていたら、きっと人生が変わっていたのではないか?」と、著者自らが語る珠玉の名講義。 メディアから絶賛の声が続々と! 『何度も感嘆の声を上げた。これほど深い専門的な内容を、これほど平易に説いた本は珍しい』──(朝日新聞、書評) 『高校生のストレートな質問とサポーティブな池谷氏の対話が、読者の頭にも快い知的な興奮をもたらす』──(毎日新聞、書評) 『講義らしい親しみやすい語り口はもちろん、興味をひく話題選びのうまさが光る』――(日本経済新聞、書評) 目次: 第1章 人間は脳の力を使いこなせていない 第2章 人間は脳の解釈から逃れられない 第3章 人間はあいまいな記憶しかもてない 第4章 人間は進化のプロセスを進化させる 第5章 僕たちはなぜ脳科学を研究するのか
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ルポ川崎/磯部涼
¥935
著者:磯部涼 出版社:新潮文庫 判型:文庫判/336ページ 版元からの紹介: 工業都市・川崎。過酷な住環境の中をヤクザが闊歩し、貧困が連鎖するこの街で、陰惨な中一殺害事件やドヤ街での火災、ヘイト・デモといった暗い事件が続くのは偶然ではない。しかし、熱狂を呼ぶスターとして巣立っていく若者もいる。ここは地獄か、夢の叶う街か――。負の連鎖を断ち切ろうとする人々の声に耳を傾け、日本の未来の縮図とも言える都市の姿を活写した刺激的ルポルタージュ!
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外岡秀俊という新聞記者がいた/及川智洋
¥3,300
著者:及川智洋 出版社:田畑書店 判型:四六判/上製/448ページ 版元からの紹介: 東大在学中に「北帰行」(文藝賞)により鮮やかなデビューを果たし、作家の道を嘱目されながら、新聞記者として生きることを選び、朝日新聞社に入社。以後、四十数年にわたるジャーナリスト人生を余すところなく伝えるオーラル・ヒストリー。ジャーナリズムが病み廃れた現代にあって、健全なメディアを取り戻す方策を示唆する言論人必読の書。巻末に未刊行の処女作「白い蝙蝠が飛ぶ」〈第13回銀杏並木賞入選作〉を掲載。(解説:久間十義) 目次: まえがき 及川智洋 外岡秀俊 年譜 第一章 朝日新聞に就職「私は新聞記事が下手だった」 一九七六―八三年 新潟支局→横浜支局 第二章 疋田桂一郎氏の教え 一九八三年―八九年 東京学芸部「世界名画の旅」→社会部 第三章 広く多様なアメリカ社会を取材 一九八九年―九三年 外報部→ニューヨーク支局 第四章 冷戦終結後の国連、湾岸戦争を取材 続・ニューヨーク支局 第五章 阪神・淡路大震災の現場から 一九九三年―九五年 AERA編集部・論説委員 第六章 転機となった沖縄取材 一九九五年―九六年 アエラ編集部→社会部兼論説委員 第七章 沖縄から日米安保問題、アジアへの展開 一九九六年―九九 社会部兼論説委員 第八章 コソボ紛争を現地取材・9・11の衝撃 一九九九年―二〇〇一年 編集委員 第九章 混迷する9・11後の世界をめぐる 二〇〇一年―〇二年 編集委員→ヨーロッパ総局長 第十章 イラク戦争・テロ・EU拡大 揺れる世界を見つめる 二〇〇二年―〇六年 ヨーロッパ総局長 第十一章 東京編集局長 ゼネラル・エディター(GE)に就任 二〇〇六年―〇七年 混乱する朝日の再生を託されて 第十二章 イデオロギーを排し、暮らし掘り下げ歴史を検証 続・東京編集局長(GE) 第十三章 朝日の立て直しに手ごたえ、アジアの現場へ 二〇〇七年―一〇年 東京編集局長(GE)→香港駐在編集委員 第十四章 東日本大震災取材、早期退職と帰郷、再び現場へ 二〇一〇年― 第十五章 メディアの技術革新とこれから「二十一世紀 新聞の将来」(朝日新聞社内用提言) 第十六章 映画少年から創作活動への道「私が影響を受けた映画」リスト 【証言】 高橋和志さん 新人時代の外岡記者 長岡昇さん 失敗した事件報道の教訓 小此木潔さん かけがえのない同僚との時間 柳澤秀夫さん 戦火のバグダッドから報道 川端清隆さん 国連・和平活動の現場で 守田省吾さん 『地震と社会』から『傍観者からの手紙』へ 比屋根照夫さん 沖縄を愛した外岡さん 佐久間文子さん 作家の横顔、深く読んだ書評 謝 辞 外岡秀俊 【附】白い蝙蝠が飛ぶ(第13回銀杏並木賞入選作)外岡秀俊 あとがき 及川智洋 【著書一覧】 解説・特別寄稿 久間十義
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サバルタンは語ることができるか/ G・C・スピヴァク
¥2,970
著者:G・C・スピヴァク 訳者:上村忠男 出版社:みすず書房 判型:四六判/152ページ 版元からの紹介: 1976年にデリダの『グラマトロジーについて』の英訳を刊行して一躍脚光を浴びて以来、スピヴァクはデリダとマルクスの方法を主たる武器にして、フェミニズムとポストコロニアルの問題圏の交差する地点に定位しつつ、現代世界における権力と知識の地政学的布置関係に果敢な介入をくわだててきた。本書は著者の代表作であり、ポストコロニアル批評の到達地平をしめす問題提起の書である。 従属的地位にあるサバルタンの女性について、知識人は語ることができるのか。フーコーやドゥルーズを批判しながら、一方でインドの寡婦殉死の慣習を詳細に検討した、現代思想の傑作である。
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ホモ・ルーデンス/ホイジンガ
¥1,320
著者:ホイジンガ 訳者:高橋英夫 出版社:中公文庫/中央公論新社 判型:文庫判/536ページ 版元からの紹介: 人間は遊ぶ存在である──人間のもろもろのはたらき、生活行為の本質は、人間存在の根源的な様態は何か、との問いに対するホイジンガの結論が本書にある。
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食べるとはどういうことか 世界の見方が変わる三つの質問/藤原辰史
¥1,650
著者:藤原辰史 出版社:農山漁村文化協会 判型: B6判/176ページ 版元からの紹介: ”食べること”を通じて、私たちはどんなモノやコトとつながっているのか 「食べる」ということを深く考えれば考えるほど、「人間とは何か」が見えてくる。京大のフジハラ先生と12歳~18歳の中高生による、白熱の「食と農の哲学」ゼミナール。 目次: 第1の質問 いままで食べたなかで一番おいしかったものは?(“解説”なかなか言葉にならない「あの時のおいしさ」のこと;“対話”自分たちのあたりまえを考える「哲学」について) 第2の質問 「食べる」とはどこまで「食べる」なのか?(“解説”食べられる側の気持ちになってみること;“対話”『食の哲学』という本をみんなで書くとしたら?) お昼休憩のコラム 「くさいこと」と「おいしいこと」 第3の質問 「食べること」はこれからどうなるのか?(“解説”食べものから噛みごたえがなくなっていく未来のこと;“対話”答えを探すのではなく、みんなの「考える種をまく」) アフタートーク からだに耳を澄ます
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世界の適切な保存/永井玲衣
¥1,870
著者:永井玲衣 出版社:講談社 判型:四六判/288ページ 版元からの紹介: ロングセラー『水中の哲学者たち』で話題沸騰! 対話する哲学者・永井玲衣、待望の最新刊! 見ることは、わたしを当事者にする。 共に生きるひとにする。 世界をもっと「よく」見ること。その中に入り込んで、てのひらいっぱいに受け取ること。 この世界と向き合うための哲学エッセイ。 わたしはどうやら、時間が流れていくにしたがって、 何かが消えるとか、失われるとか、忘れられるということがおそろしいらしい。 ここに書かれたもの。その何倍もある、書かれなかったもの。 でも決してなくならないもの――。 生の断片、世界の欠片は、きかれることを待っている。じっとして、掘り出されることを待っている。
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ベル・ジャー/シルヴィア・プラス
¥2,750
著者:シルヴィア・プラス 訳者:小澤身和子 出版社:晶文社 判型:四六判/並製/388ページ 版元からの紹介: わたしはぜんぶ覚えている。あの痛みも、暗闇も——。 ピュリツァ—賞受賞の天才詩人が書き残した 伝説的長編小説、20年ぶりの新訳! 優秀な大学生のエスター・グリーンウッドはニューヨークのファッション誌でのインターンを勝ち取ったとき、夢がついに叶うと信じて喜んだ。しかし、退屈なパーティー、偽善的に感じられる恋人、空虚なだけのニューヨークでの生活に違和感を覚え、世界が支離滅裂なものに感じられる。 そして、とあることをきっかけに精神のバランスが徐々に崩れていく。 世の中は欺瞞だらけだと感じる人、かつてそう思ったことがある人たちに刺さりつづける、英米だけで430万部を売り上げた世界的ベストセラー、待望の新訳。 海外文学シリーズ「I am I am I am」、第一弾! 推薦文: エスターの懊悩がみぞおちに入り込んで、痛いけど嬉しかった ──Aマッソ 加納愛子 この個人的な小説は、個人が生きた時代を痛いほどの率直さと繊細さで抉り出した作品でもある。 ──ブレイディみかこ 刊行から60年、米Z世代の間で再び必読書に。 未来への絶望が蔓延する社会に、切ない希望を与える一冊。 ──竹田ダニエル 何にでも成れるはずなのに 何にもなれやしない その絶望の生々しさに呑まれそうになる。 それでも損なわれない繊細さと高潔さ 彼女と私たちは地続きの場所にいる ──宇垣美里
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少年が来る/ハン・ガン
¥2,750
著者:ハン・ガン 訳者:井手俊作 出版社:クオン 判型:四六判/並製/ 280ページ 版元からの紹介: 『菜食主義者』でマン・ブッカー国際賞に輝いた、ハン・ガン渾身の物語 あの光州で起きた民主化運動の鎮魂曲 光州民主化抗争から約三十五年。あのとき、生を閉じた者の身に何が起きたのか。 生き残った者は、あれからどうやって生きてきたのか。 未来を奪われた者は何を思い、子どもを失った母親はどんな生を余儀なくされたのか。 三十年以上の月日を経て、初めて見えてくるものがあるーー。 丹念な取材のもと、死者と生き残った者の声にならない声を丁寧に掬いとった衝撃作。
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菜食主義者/ハン・ガン
¥2,420
著者:ハン・ガン 訳者:きむ ふな 出版社:クオン 判型:四六判 /304ページ 版元からの紹介: 「新しい韓国文学シリーズ」第1作としてお届けするのは、韓国で最も権威ある文学賞といわれている李箱(イ・サン)文学賞を受賞した女性作家、ハン・ガンの『菜食主義者』。韓国国内では、「これまでハン・ガンが一貫して描いてきた欲望、死、存在論などの問題が、この作品に凝縮され、見事に開花した」と高い評価を得た、ハン・ガンの代表作です。 ごく平凡な女だったはずの妻・ヨンヘが、ある日突然、肉食を拒否し、日に日にやせ細っていく姿を見つめる夫(「菜食主義者」)、妻の妹・ヨンヘを芸術的・性的対象として狂おしいほど求め、あるイメージの虜となってゆく姉の夫(「蒙古斑」)、変わり果てた妹、家を去った夫、幼い息子……脆くも崩れ始めた日常の中で、もがきながら進もうとする姉・インへ(「木の花火」)― 3人の目を通して語られる連作小説集。
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〈公正(フェアネス)〉を乗りこなす 正義の反対は別の正義か/朱喜哲
¥2,420
著者:朱喜哲(ちゅ・ひちょる) 出版社:太郎次郎エディタス 判型:四六判・並製/272ページ 版元からの紹介: 正義は暴走しないし、人それぞれでもない──。 アメリカ大統領選挙から、日本の「道徳」の授業まで、現代において「正義」や「公正」といった「正しいことば」はどのように使われているかを検討。 ジョン・ロールズ、リチャード・ローティ、アイザイア・バーリン、ジュディス・シュクラー、アイリス・マリオン・ヤング、スタンリー・カヴェルなどの議論を参照しながら、「正しいことば」の使いこなし方をプラグマティズム言語哲学から探る。 「正しさ」とはなにかを考えるうえで、わたしたち自身の〝ことばづかい〞を通して「正しいことば」をとらえなおす画期的論考。 目次: はじめに 序章○正しいことばの使い方 「正しいことば」はややこしい?◉ほんとうの意味を理解できなくても、正しく使うことはできる◉ことばを乗りこなすために◉ルールはあってもルールブックはない◉「会話を止めるな」 第I部◎「正義」というテクニック 1章○「正義」の模範運転とジョン・ロールズ アメリカ大統領選挙をとりまくことば◉「正しいことば」の帰還?◉ハリスの「正しいことば」◉バイデンが指し示した「理念」◉「正義」の凋落とジョン・ロールズの登場◉ロールズによる「正義」と「善」の区別◉「公正としての正義」◉「正しいことば」に息を吹きこむ 2章○「正義」の前提としての「公正」 アメリカの「正義」、再訪◉合意するための「場」◉みなでとりくむ「命がけの挑戦」◉現にともに生きているから、他者が気になる◉わたしたちは「適度な」正義を実現できる◉「全員にとっての利益」のための責務◉コロナ禍における「自粛」と公正◉「公正」は、思いやりや優しさではない 3章○道徳教育と「正しいことば」の危険運転 学校で学ぶ「正しいことば」◉「道徳」教科が掲げる目標◉公正とは「差別はよくない」ということ?◉道徳の延長線上にある「正義」◉法外な目標は「正しいことば」を空虚にする◉日本における「正義」の息苦しさ◉「道徳としての正義」と会話における事故◉会話の止め方――三つのタイプ 4章○「道徳としての正義」とトランプ現象 ドナルド・トランプと「正しいことば」◉トランプ現象を「予言」した哲学者◉なにが「予言」されたのか?◉「アイデンティティ・ポリティクス」の時代◉「マジョリティの怒り」を分節化する◉「感情」に火をつけたトランプ◉「当事者性のことば」と「正しいことば」 コラム1●「交差性(インターセクショナリティ)」が行き交う世界 第II部◎「正しいことば」のよりどころ 5章○「会話」を止めるとはどういうことか あらためて、ことばを「乗りこなす」とは◉ローティのいう「会話」とはなにか◉「議論」や「探求」よりも「会話」が先にある◉「会話の豊さ」を毀損する話法◉ローティ流の「会話」と「正しいことば」◉正しいことばの使い方が「会話」を豊かにする◉「論破」ゲームの陥穽◉「正しいことば」を使いわけるために 6章○「関心」をもつのはいいことか 積極的無関心のすすめ◉「関心」と「interest」◉「関心」をかき立てる想像力◉社会学的想像力の副作用、「過剰な」関心◉「無関心」としての「寛容」◉「関心」を理解し、乗りこなす 7章○「自由」を大切に使う 正しいことばとしての「自由」◉現実政治と対峙する哲学者バーリン◉バーリンが区別する二種類の自由◉「信教の自由」から考えるバーリンの自由論◉自由と寛容/不寛容◉「不寛容に対する寛容」は成り立つか◉「自由」ということばの陥穽と例外 8章○わたしたちの「残酷さ」と政治 なにから自由を守るのか?◉だれもが弱者であり、強者でありうる◉「善」ではなく「悪」についての一致◉なによりまず「残酷さ」を低減せよ◉「残酷さ」への着目の系譜◉わたしたちの「残酷さ」を直視する コラム2●だれも「中立」ではいられない 第III部◎「公正(フェアネス)」を乗りこなす 9章○理論的なだけでは「公正」たりえない 「残酷さ」への着目と「正義」の構想◉身体感覚としての「残酷さ」は相対的なのか?◉動物倫理と「文化・伝統」とのあいだの緊張◉あまりに「西洋的」でも、あまりに抽象的でもない◉ことばをもてないことの「残酷さ」◉理論的なことばだけでは足りない 10章○「公」と「私」をつらぬく正義 それでも「正義はよいものだ」と言うために◉社会において両立しえない複数の「善」◉理念が個人を殺戮するとき◉「まちがっていたくない」という怯懦◉「バザール」と「クラブ」◉比喩による「公/私」の整理とその限界◉バザールの「正義」◉わたしたちが生きる空間で響く複数の声 11章○「公正」というシステムの責任者 「公正としての正義」という仕組み◉「正義」とは構造の問題である◉「合理的配慮」の問題◉「配慮」ではなく「調節」◉ロールズの「正義」構想のデメリット◉問題は「構造的不正義」である◉「公正としての正義」を駆動させつづける責任 12章○正義をめぐって会話する「われわれ」 だれが「われわれ」なのか◉「正義をめぐる会話」への、届かぬ叫び◉黙らせ、不平等を正当化する「力」◉「憤激」と「ねたみ」◉だれが「力」を行使しているのか◉むすびにかえて あとがきにかえて
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知の編集工学 増補版/松岡正剛
¥1,265
SOLD OUT
著者:松岡正剛 出版社:朝日文庫/朝日新聞出版 判型:A6判並製/400ページ 版元からの紹介: 編集とは、情報の出し入れの間の営みであり、編集工学とは、情報社会をもっとおもしろく生きるための技法である。編集工学研究所を率いる著者が、これからの時代ますます必要となる情報編集術を説く。著者の原点とも言える名著を新装版で。解説・山口昌男/大澤真幸 目次: 新装版に寄せて Ⅰ 編集の入口 第一章 ゲームの愉しみ 1編集はどこにでもある 2連想ゲームの中で 3情報はつながっている 第二章 脳という編集装置 1考え方とは何か 2分節する情報 3記憶と再生のソフトウェア 第三章 情報社会と編集技術 1ずっと前からマルチメディアだった 2経済と文化を重ねる 3歴史の中のエディターシップ Ⅱ 編集の出口 第四章 編集の冒険 1記号から意味 2編集工学の夢 3編集技術マトリックス 第五章 複雑な時代を編集する 1世界モデルが摩耗している 2物語の秘密 3エディトリアリティの発見 第六章 方法の将来 1電子の中の編集 2編集の創発性 3縁側の編集へ あとがき 解説 山口昌男 新装版解説 大澤真幸
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おくれ毛で風を切れ/古賀及子
¥1,980
SOLD OUT
著者:古賀及子 出版社:素粒社 判型:B6判/ソフトカバー/304ページ 版元からの紹介: 「本の雑誌」が選ぶ2023年上半期ベスト第2位『ちょっと踊ったりすぐにかけだす』の著者による日記エッセイ まだまだあった前回未収録作に、書き下ろしを含む新たな日記を収めた第2弾 母・息子・娘、3人暮らしの、愉快で多感な日々 「暮らして、暮らして、暮らしきる」 推薦文: 日記文学のオールタイム・ベストに加えたい。 ──牟田都子さん(校正者) 実在する優しい日々が私の心をほぐしてくれました。 古賀さん! こっちまで幸せになっちゃいますよ。 ──藤原麻里菜さん(「無駄づくり」発明家) 目次: 2019年2月~2020年12月 2019年 宇宙がすごい広いんだが 車窓を見る人は黒目がカクカク動く 「はい、論破」みたいに幸せを 猫をさがしていそうな人たちだった 燃えるごみよりも資源ごみのほうが多いでしゅよ 情報は目でとまって頭にまで到達していなかった 目の前で大福が売り切れて誇らしい 悔しがるころは過ぎた 「ねえ見て!」があるから人は連れ立ってどこかへ出かける 全力で走りそしてふたりは出会った 人間社会で成長することそのもの まあまあ家 気づかないまま傷つく これからほっぺたをバンバンにふくらませる宣言 こういうものなんだからとだまっていた 伝えたい豆知識があるんだ 別れのメールをローマ字で書いた 同じ家に同じ気持ちの人がいる 腐りゆくのを見るのがいやで腐る前に捨てた それは個人の感想だろう 氷を揉み溶かしとがらせる こっそり水道水を飲む 背負ったネギが夕日を受けて輝く 2020年 私いまかなりドラえもんっぽいことになってないか もしかして楽しかったの? くれぐれも家を燃やさないように カーっとした量のハンドクリーム ここに真の卒業がある よくない予感を共有する 同じ家でも今度ははじまる スポークが折れて感心感心 ポップコーンをはぜさせる人を離れたところから見る 鳩サブレーを食べる自分の様子をふと思う 感激して「優しい!」と冷やかす 新しいカードに無を移行する 気安い友人や家族だけが目撃する ふんわりではなくふっくらしている顎 もしフィクションで描かれてなかったらどう思ったろう 消費はむずかしい 血管が動くのを見あう 事情を誰かに話すときはいつも自信がない 冷えた生卵を持ち続けて手がつめたい 意識の私を無意識が急に起こす 赤や緑や青が次々に色を変え光っている テトリスでこんなに遊んでしまう 2022年3月~2023年8月 2022年 これだ漫才の起源 有象無象のドーナツ お菓子が配られているのではないか 新入りバイトの態度で生きる 13で割る! 中2の景色 これはさては呪術だな 「まあいいか」が「まあよくない」をチョイスする 水漏れを飼う ミロがなくなる ふすまに海を きっとうまい肉だ 大人に連れていかれる このまま無印良品に飲み込まれる 悪口は味 黒か紺か そんな個性的な営業時間 夜のとばりのようですね このままはやく朝にしてしまいたい わたしではないあなたたち おれはひとりしかいないのに 思考のあさましさに感じるハングリー精神 無機物ばかりが登場する人生の走馬灯 わたしたちのアイコンタクト ふりかけが大好きな人たち 2023年 おくれ毛で風を切れ 突然一生会わない人になる 夢のもたつき 布団をならべて夜ねむるよう 楽しみにしている人がいると心強い 家は家であり、家っぽいものでもある 人間が自由だとよく知っている 孤独な意地汚いお祭り 抜けも飛びも刺さりもしない きみの名前を知ることそのもの ひとつの世界の終わり まんじゅうにどこまでも盛り上がってしまう 小枠も小枠な生き方の多く 手のひらで光ってはじける塊の時間 いちばん大きな音のカッター 本気の餓鬼でもなかったようで 尊び信じて優しく 弁当の責任と関心 今日は一緒に行けてよかった 現実だったらあんまりだ 畏れることない不公平感 バレエと敬礼