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読む時間/アンドレ・ケルテス
¥2,420
『読む時間』 著者:アンドレ・ケルテス 訳者:渡辺 滋人 出版社:創元社 判型:A5判変型 ページ数:76頁 版元からの紹介: 瞬間の中に永遠を切り取る巨匠の目 20世紀で最も重要な写真家の一人として知られるアンドレ・ケルテス。彼は何かに心を奪われ夢中になっている人々の姿をとらえることに関心をもっていたが、本書は、1915年から1970年まで世界のあちこちで彼が撮影した「読む」ことに心を奪われた人々の姿を集めたものである。きわめて個人的でありながら同時に普遍的でもある瞬間をとらえたこの写真集は、「読む」という孤独な行為のもつ力と喜びを見事に表現している。谷川俊太郎氏による「読むこと」という書き下ろしの詩を巻頭に。大切な人へのプレゼントとしてお薦めしたい一冊。
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絵本のなかへ帰る/高村志保
¥1,760
SOLD OUT
『絵本のなかへ帰る』 著者:高村志保 出版社:夏葉社 長野県茅野市にある、「今井書店」店主の高村志保さんの選ぶ、珠玉の31冊の絵本。 初代店主のお父さまの時代から、長きにわたって子どもたちに絵本を届けてきた高村志保さんの、絵本とともにあった日々のこと。 2021年発行の岬書店版に4編が追加され「完全版」として刊行。 一度は読んだことのある絵本も、もう一度読み返したくなり、初めて知る絵本は、その奥深さと美しさを想像してしてしまう作品です。
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ドクロ/ジョン・クラッセン
¥2,970
SOLD OUT
『ドクロ』 著者:ジョン・クラッセン 訳者:柴田元幸 出版社:スイッチ・パブリッシング 版元からの紹介: 日本でもロングセラーとなった『どこいったん』、権威ある児童書の賞である米コールデコット賞と英ケイト・グリーナウェイ賞をW受賞した『ちがうねん』など、その著作が世界中で親しまれている米カルフォルニア在住の絵本作家・イラストレーター、ジョン・クラッセン。そのクラッセンが2023年に発表した新作長篇絵本『ドクロ』、待望の邦訳がついに発売決定です。 原書は2023年7月に刊行されるやいなや、ニューヨーク・タイムズ誌の絵本ベストセラー・リスト第1位を獲得。2023年の米老舗書評誌カーカス・レビューによるカーカス賞最終候補や、ウォール・ストリート・ジャーナル誌ベスト・ブック・オブ・ザ・イヤー(児童書部門)にも選出されました。その邦訳を、翻訳家・柴田元幸が担当。 ある民話を発想源に描き下ろされた本作『ドクロ』には、洗練されたデザインやイラストレーション、機知に富んだユーモア、温かくも不気味なストーリーなど、クラッセンらしい要素が詰め込まれています。多くを読者の想像力に委ねる大胆なストーリーテリングによって、何度も読み返したくなること必至の一作です。巻末には、本作執筆の不思議な顛末が綴られた著者あとがき、その尽きない魅力を解説した柴田元幸による訳者あとがきも収録。
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世の人/マリヲ
¥1,870
『世の人』 著者:マリヲ 出版社:百万年書房 判型:四六版 版元からの紹介: 「三回目の逮捕の後、もう本当にダメかも知れない、という気持ちと、確実になった刑務所生活を一秒でも短くしたいという気持ちから、ダルクに通所することにした。アルバイトとダルクを両立させていること(社会生活に問題がなく薬物依存を認めその治療にあたっていること)、家族、友人との関係が良好であること(社会的な受け皿があること)が、裁判において有利に働くらしいということをプッシャーの友人に教えてもらったからだった。」(本文より)
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いかれた慕情/僕のマリ
¥1,870
『いかれた慕情』 著者:僕のマリ 出版社:百万年書房 判型:四六版 版元からの紹介: 家族にも友人にも本音を言うのが苦手だった。何年生きても薄い関係しか築けないのが、ずっとコンプレックスだった。自分を晒すことにどうしても抵抗があり、踏み込むのも踏み込まれるのも躊躇した。そうやって生きてきたから、誰かの友情や愛情を目の当たりにすると、決まって後ろめたい気持ちになった。冷めたふりして飄々と生きているつもりだったけれど、本当はものすごく寂しかった。(本文より) わたしはずっと、君みたいになりたかった。 暮らしレーベル、第3弾。 『常識のない喫茶店』『書きたい生活』著者・僕のマリの、原点。 秘めながら漏れ出す激情の奔流。 こんなにドキドキするエッセイ、他にない。
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せいいっぱいの悪口/堀 静香
¥1,870
『せいいっぱいの悪口』 著者:堀静香 出版社:百万年書房 判型:四六版 版元からの紹介: 今日生きていることも、昨日生きていたことも全部本当。明日生きたいことも本当。今がすべてで、いやそんなはずはない。適当で怠惰であなたが好きで、自分がずっと許せない。事故が怖い。病気が怖い。何が起こるか分からないから五年後が怖い。二十年後はもっと怖い。今がずっといい。でも今が信じられない。なのに、今しかない。晴れていて、風が強くて、花粉がすごい。くしゃみが出る。(本文より) --詩人・堀静香による、生活の記録。ほかの誰でもないわたしが今生きていることの、まるごとすべて。
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死ぬまで生きる日記/土門蘭
¥2,090
SOLD OUT
『死ぬまで生きる日記』 著者:土門蘭 出版社:生きのびるブックス 判型:四六判並 ページ数:264頁 版元からの紹介: 生きづらさを抱えるすべての人に。 「楽しい」や「嬉しい」、「おもしろい」といった感情はちゃんと味わえる。それなのに、「死にたい」と思うのはなぜだろう? カウンセラーや周囲との対話を通して、ままならない自己を掘り進めた記録。
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速く、ぐりこ!もっと速く!/早乙女ぐりこ
¥1,980
SOLD OUT
『速く、ぐりこ!もっと速く!』 著者:早乙女ぐりこ 出版社:百万年書房 判型:四六版 版元からの紹介: 暮らしレーベル第6弾。 自己中心的な性格で、誰かのためにがんばることができなかった私も、書き続けたらこの世に何かを残すことができるだろうか。 ひとりじゃできないこと。それはセックスなんかじゃなくて、もっともっと私の存在の根幹にかかわること。 血迷ってマッチングアプリを始めた。よりによって、遊び目的の人間ばかりが集まっていると言われる一番チャラいやつ。自己紹介欄に何を書こうかなと考える。出会いを求めている男女が集う場でも、自分が、自立していてひとりでも幸せに生きていける女であるかのように取り繕った文章しか書けないのが笑える。自立していてひとりでも幸せに生きていける女が、なんでマッチングアプリなんか始めてるんだよ。(本文より)
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アウシュビッツのお針子/ルーシー・アドリントン
¥2,475
『アウシュビッツのお針子』 著者:ルーシー・アドリントン 訳者:宇丹 貴代実 出版社:河出書房新社 判型:46変形 ページ数:364ページ 版元からの紹介: 単行本 アウシュヴィッツノオハリコ アウシュヴィッツのお針子 ルーシー・アドリントン 著 宇丹 貴代実 訳 受賞 朝日 / 全国学校図書館協議会選定図書 単行本 46変形 ● 364ページ ISBN:978-4-309-25445-6 ● Cコード:0022 発売日:2022.05.27 定価2,475円(本体2,250円) ○在庫あり オンライン書店で購入 amazonアマゾンで購入 楽天ブックスで購入 紀伊國屋書店KinokuniyaBookWebで購入 hontoで購入 セブンネットショッピングで購入 HonyaClubで購入 e-honで購入 HMV&BOOKSで購入 大垣書店 店頭の在庫を確認する 旭屋書店 三省堂書店・岩波ブックセンター 紀伊國屋書店 東京都書店案内 有隣堂 この本の内容 針と糸、そしてミシンが私たちの命を救った――アウシュヴィッツに収容されながら、ナチス幹部たちやその家族の衣服を仕立てることで、地獄を生き抜いた女性たちの衝撃の記録。 絶滅収容所のファッションサロンをめぐる、 衝撃と感動の実話!! ナチス幹部家族らの服を仕立てることで、地獄を生き延びたユダヤ人女性たちがいた。 針と糸、そして強い友情の絆で抵抗した、不屈の物語。 「とうてい信じられない話でしょう?」 不屈の囚われ人の一団が、ヘス夫人をはじめ、ナチス親衛隊の妻たちのために 型紙を起こし、布を裁断して縫いあわせ、装飾をつけて、 美しい衣服を作っていた。 まさに自分たちを劣等人種として蔑む人々のために。 アウシュヴィッツのサロンのお針子たちにとって、 縫うことはガス室と焼却炉から逃れる手段だったのだ」(本文より)
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さらば、ベイルート ジョスリーンは何と闘ったのか/四方田犬彦
¥2,992
『さらば、ベイルート ジョスリーンは何と闘ったのか』 著者:四方田犬彦 出版社:河出書房新社 判型:四六版 ページ数:240ページ 版元からの紹介: 中東戦争を撮り続けた知られざる巨匠ジョスリーン・サアブ。世界史的悲劇が凝縮する土地と時代を生きた彼女の生涯を通じて、自由を希求する人間の輝きを描く感動のノンフィクション。 レバノンの名家に生まれ、 パリで客死したある女性映画作家の生涯。 驚異と感動のノンフィクション * * * 遠い鏡に映った他人を映画に撮ろうとするのは、 死が目の前まできているから――。 ここ数年読みたかった本が実際に存在した。 ――多和田葉子(作家) 永遠を横切りながら、切り裂きながら撮る女。 移動の情熱、零れ落ちる命、そしてフィルムは生き延びる。 ――斎藤真理子(翻訳家) * * * 中東から西サハラヘ、さらにヴェトナムへ、瓦礫のなかで女性たちの人生を見つめ、歴史の証言者たろうとしたドキュメンタリスト、ジョスリーン・サアブ。骨髄を癌で犯され余命いくばくもない彼女から、わたしは最後の作品への協力を依頼される。それは元日本赤軍幹部・重信房子と娘メイの、母娘の絆の物語だった。だが、そんなことがはたして可能なのだろうか……。歴史は無慈悲に進行し、記憶は両手から零れ落ちる砂のように消えていく。死の直前まで彼女が見つめていたものは何だったのか? 知られざる女性映画作家の足跡をベイルートに辿り、その生涯を凝視する珠玉のノンフィクション。
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ぼくは本屋のおやじさん/早川義夫
¥792
『ぼくは本屋のおやじさん』 著者:早川義夫 出版社:筑摩書房 判型:文庫 版元からの紹介: 22歳(1969年)ロックグループをやめ、小さな書店を始めた著者の奮闘記。置きたい本が入荷しない小さな店のもどかしさ。冊子『読書手帖』を作って客とふれあい、書店主同士で通信を作り交流。再び歌手を始めるまでの22年間で学んだ大切なこととは。文庫化にあたり、エッセイ8本と「早川書店」のブックカバー等を収録(絵=藤原マキ)。
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まなざしの地獄 尽きなく生きることの社会学/見田宗介
¥1,375
『まなざしの地獄 尽きなく生きることの社会学』 著者:見田宗介 出版社:河出書房新社 判型:B6 ページ数:128ページ 版元からの紹介: 日本中を震撼させた連続射殺事件を手がかりに、60~70年代の日本社会の階級構造と、それを支える個人の生の実存的意味を浮き彫りにした名論考。現代社会論必携の書。解説・大澤真幸
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サバルタンは語ることができるか/G・C・スピヴァク
¥2,970
『サバルタンは語ることができるか』 著者:G・C・スピヴァク 訳者:上村忠男 出版社:みすず書房 判型:四六判 ページ数:152頁 版元からの紹介: 1976年にデリダの『グラマトロジーについて』の英訳を刊行して一躍脚光を浴びて以来、スピヴァクはデリダとマルクスの方法を主たる武器にして、フェミニズムとポストコロニアルの問題圏の交差する地点に定位しつつ、現代世界における権力と知識の地政学的布置関係に果敢な介入をくわだててきた。本書は著者の代表作であり、ポストコロニアル批評の到達地平をしめす問題提起の書である。 従属的地位にあるサバルタンの女性について、知識人は語ることができるのか。フーコーやドゥルーズを批判しながら、一方でインドの寡婦殉死の慣習を詳細に検討した、現代思想の傑作である。
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ロラン・バルト 喪の日記/ロラン・バルト
¥4,840
『ロラン・バルト 喪の日記』 著者:ロラン・バルト 訳者:石川美子 出版社:みすず書房 判型:四六判 ページ数:304頁 版元からの紹介: 「1978年8月18日 彼女が臥せっていて、そこで亡くなり、いまはわたしが寝起きをしている部屋のその場所。彼女のベッドの頭部をくっつけてあった壁に、イコンを置いた——信仰からではない——。そこのテーブルの上には、いつも花をかざってある。それゆえに、もう旅をしたくなくなっている。そこにいられるように、けっして花をしおれさせたりしないように、と。」 最愛の母アンリエットは1977年10月25日に亡くなる。その死は、たんなる悲しみをこえた絶望的な思いをもたらし、残酷な喪のなかで、バルトはカードに日記を書きはじめた。二年近くのあいだに書かれたカードは320枚、バルト自身によって五つに分けられ『喪の日記』と名づけられた。 とぎれとぎれの言葉が、すこしずつかたちをなして、ひとつの作品の輪郭をえがきはじめるのが日記からかいまみられる。そうして、母の写真をめぐる作品『明るい部屋』が生まれたのだった。 『喪の日記』は、最晩年のバルトがのこした苦悩の刻跡であり、愛するひとを失った者が「新たな生」をはじめようとする懸命の物語である。そこから浮かびあがってくるのは、言葉で生かされている者が言葉にすがって立ち上がろうとする静やかなすがたなのである。
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霧の子供たち/宮脇慎太郎
¥2,420
『霧の子供たち』 写真集 写真・文:宮脇慎太郎 出版社:サウダージ・ブックス 判型:A5判横(縦148mm*幅210mm) ページ数:108ページ 版元からの紹介: 明日を生きる者よ、このすべてを受け継ぎなさい。 霧の風景はそう私たちに告げる。 私たちは、光を求めてゆく霧の子供なのである。 ——今福龍太 人類学者・批評家 瀬戸内国際芸術祭公式カメラマンである気鋭の写真家が、日本三大秘境のひとつとされる徳島県祖谷(いや)、圧倒的なローカルの風景とそこに生きる人々を記録した作品集。 四国最深部の天空の集落であり、平家落人伝説で知られる山里の光と影、聖と俗、野生と人為、そのはざまを流れるものを記録した写真集、『曙光』の刊行から4年。この間も写真家・宮脇慎太郎は祖谷の人々のもとへ通い続け、霧の中の風景に「時」を探るまなざしは一段と深くなっています。本書は、前作『曙光』をもとにしつつ、『曙光』刊行後に宮脇がこの地で撮影した写真を増補分として追加し、「祖谷の光 編」「祖谷の人 編」の2部構成による新たな写真集として編集したものです。国内外の読者を対象に全編日英併記しています。
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流れゆくもの ——屋久島、ゴア/宮脇慎太郎
¥1,980
『流れゆくもの ——屋久島、ゴア』 写真・エッセイ集 写真・文:宮脇慎太郎 出版社:サウダージ・ブックス 判型:B6判 ページ数:92ページ(1色80ページ、カラー12ページ) 版元からの紹介: 屋久島、そしてインド・ゴア。自分自身の音楽体験に導かれるようにして訪れた2 つの土地。そこで出会った風景と人々に向き合ってあらためて思い知ったのは、三省さんのいう「深い悲しみと 豊かさ」だったかもしれない。 旅は終わった。メロディーとリズムは鳴り止んだ。しかし静けさの中で流れは続く。アフターパーティーは始まったばかりだ。 ——宮脇慎太郎 「Experience is everything」。写真家・宮脇慎太郎がパンデミック以前の屋久島、そしてインド・ゴアへの旅を記録したトラヴェローグ(紀行)。1960年代に「部族」と称するコミューン運動を起こした詩人・山尾三省のことば、あるいは「ゴアトランス」などの音楽とダンス。カウンターカルチャーの源流を訪ねる途上で、人々や自然と濃密に触れ合った経験を自己省察的に語る。屋久島およびインドで撮影したカラー写真も収録。
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着せる女/内澤旬子
¥1,815
『着せる女』 著者:内澤旬子 出版社:本の雑誌社 版元からの紹介: メンズファッションウォッチャーの内澤旬子が、服屋に行くのが、面倒くさい、怖くて入れないーーそもそも服を買いに行く服すらない!?友人知人の中年男性たちを、スーツ・ソムリエの力を借りながらシュッとカッコイイジェントルマンに変貌させる、スーツ・マジック・エッセイ! 「本の雑誌」の大人気連載が、ビフォーアフター姿をカラーグラビアで堂々掲載の上、待望の単行本化!
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古典名作本の雑誌/本の雑誌編集部
¥1,728
『古典名作本の雑誌』 著者:本の雑誌編集部 出版社:本の雑誌社 版元からの紹介: 読書の王道。一家に一冊永久保存版! 新刊・エンタメが中心だった「本の雑誌」が、ついに読書の王道に挑む?! 創刊42年、四十にして惑わずということで、読んだフリをしてきた(であろう)古典名作と真正面から向き合う別冊を刊行! 海外は、イギリス、フランス、ドイツなど国やエリア別に、国内は中古、中世、近世、明治など時代ごとに、そしてエンターテイメントは、ミステリ(国内/海外)、SF(国内/海外)、ノンフィクションなど25のジャンルにわけ、強力な評者の元、それぞれ約古典名作を20作ずつ紹介! 年表や座談会など読み物ページも充実。10代の若者から死ぬまでの読んでおきたいと思う読書回顧の人々まで、永遠不朽のブックガイドが誕生!
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誰もいない文学館/西村賢太
¥1,980
『誰もいない文学館』 著者:西村賢太 出版社:本の雑誌社 判型:四六判上製 ページ数:176ページ 版元からの紹介: 文豪ばかりが作家じゃない! 藤澤淸造から田中英光、倉田啓明まで──小説にすがりつくように生きてきた私小説書きが、自身にとって重要な作家と書物を紹介する偏愛書録。 「小説現代」連載の「誰もいない文学館」と「本の雑誌」連載の「文豪ばかりが作家じゃないと、いつか教えてくれた人たち──幻の筆跡を通じて」を収録。
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ドードー鳥と孤独島/川端裕人
¥2,970
『ドードー鳥と孤独島』 著者:川端裕人 出版社:国書刊行会 判型:四六変型判(函入り) ページ数:372頁 版元からの紹介: 『ドードーをめぐる堂々めぐり』著者川端裕人が贈る、スリリングで感動的な「絶滅動物小説」! 科学記者の「タマキ」は、ゲノム研究者になった幼馴染「ケイナ」と二十年ぶりに再会した。 ステラーカイギュウ、リョコウバト、オオウミガラス、そして、ドードー鳥と孤独鳥……自然豊かな房総半島南部の町で過ごした小学生の頃から、絶滅動物を偏愛してきたふたり。 カリフォルニアで最先端のゲノム研究「脱絶滅」に取り組むケイナに触発されたタマキは、江戸時代に日本の長崎に来ていたという「ドードー鳥」の謎と行方を追う旅へと乗り出した。 〈もっと知りたいと願った。 ドードー鳥と孤独鳥の秘密を、ケイナちゃんとわたしを結びつける秘密を。〉 日本、アメリカ、欧州、そしてドードーの故郷モーリシャスへ。 やがてふたりの前に、生命科学と進化の歴史を塗り替える、驚愕の事件が待ち受けていた―― 会いに行こう! もう会えない「幻の鳥」に―― 忖度なしの〈堂々たるドードー小説〉 『ドードー鳥と孤独鳥』、堂々刊行!
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お金の学校/坂口恭平
¥1,650
SOLD OUT
『お金の学校』 著者:坂口恭平 出版社:晶文社 判型:四六判並製 ページ数:312頁 版元からの紹介: お金に関する今世紀最大の発見(!?) 「流れ」とは何か。 noteでの無料公開時に30万PVを超え、圧倒的熱狂の1週間を作り出し、その後完全予約制のオリジナル出版で初版5000部を売り切った「お金の学校」が普及版として満を持して登場。 流れがあれば、お金も人も仕事もすべて動き出す。鬼才、坂口恭平がすべてをさらけ出して伝える「幸福」への道。 【著者より】 お金をみなさん毛嫌いしているところがあります。 明晰な方でも、お金は疎くて、みたいな感じで敬遠してしまう人もい ます。それではいつまでたってもお金との関係が良くなりません。 ここはお金の学校です。 まずはお金のことを大好きになってください。 大丈夫、きっとうまくいくよ。
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牛を屠る/佐川光晴
¥1,650
SOLD OUT
『牛を屠る』 著者:佐川光晴 出版社:解放出版社 判型:四六版 ページ数:140ページ 版元からの紹介: 大学卒業後に務めた出版社を退社後、埼玉の食肉会社に入社した著者は、翌日から牛豚の解体を生業に働きはじめる。入社初日から「ここはお前なんかの来るところじゃねえっ!」と怒鳴られたものの、しだいにナイフ捌きをおぼえ、牛の皮剥きに熟達していく。牛を屠る喜びと、屠りの技術を後輩に伝えるまでの屠場での十年の日々。 「職業を選ぶ」「働き続ける」とは、自分の人生にとってどういうことなのか。 屠畜解体従事者への世間の恥知らずな差別と偏見はあろうと「牛を屠る」仕事は続けるに値する仕事だ。これから世の中に出て行こうとする若い人たちに向けて、著者最初の小説作品である『生活の設計』以来、一度も書かれなかった屠場仲間の生きざま、差別をめぐる闘い、両親・家族をめぐる葛藤をまじえて描く。芥川賞候補作家による渾身の書き下ろし。
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京都の平熱――哲学者の都市案内/鷲田清一
¥1,078
『京都の平熱――哲学者の都市案内』 著者:鷲田清一 出版社:講談社 判型:文庫 版元からの紹介: 古い寺社は多いが歴史意識は薄く、技巧・虚構に親しむ。けったいなもんオモロイもんを好み、町々に三奇人がいる。「あっち」の世界への孔がいっぱいの「きょうと」のからくり――。〈聖〉〈性〉〈学〉〈遊〉が入れ子になり都市の記憶を溜めこんだ路線、京都市バス206番に乗った哲学者の温かな視線は生まれ育った街の陰と襞を追い、「平熱の京都」を描き出す。(講談社学術文庫) 古い寺社は多いが歴史意識は薄く、技巧・虚構に親しむ。けったいなもんオモロイもんを好み、町々には三奇人がいる。「あっち」の世界への孔がいっぱいの「きょうと」のからくり――。〈聖〉〈性〉〈学〉〈遊〉が入れ子となって都市の記憶を溜めこんだ路線、京都市バス206番に乗った哲学者の温かな視線は、生まれ育った街の陰と襞を追い、「平熱の京都」を描き出す。
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生命とリズム/三木成夫
¥990
『生命とリズム』 著者:三木成夫 出版社:河出書房新社 判型:文庫 版元からの紹介: 「イッキ飲み」や「朝寝坊」への宇宙レベルのアプローチから「生命形態学」の原点、感動的な講演「胎児の世界と“いのちの波”」までエッセイ、論文、講演を収録。「三木生命学」のエッセンスがここに。