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戦争と農業/藤原辰史
¥792
『戦争と農業』 著者:藤原辰史 出版社:集英社インターナショナル 判型:新書判 208ページ 版元からの紹介: 二十世紀以降の戦争や政治が変質している根っこには、効率を重視した食の仕組み、それを支える農業の仕組みがあった! 農業技術の発展は、戦争のあり方をも変えた。トラクターは戦車に、化学肥料は火薬に。逆に毒ガスは平和利用の名のもと、農薬に転用される。本来、人間の食を豊かにするはずのテクノロジーの発展が、現実には人々の争いを加速させ、飽食と飢餓が共存する不条理な世界を生み出している。この状況を変えるために、わたしたちにできることを考える。
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みんなでつくる中国山地/移動が次の幸せをつくる!
¥2,750
『みんなでつくる中国山地2024 NO.5/移動が次の幸せをつくる!』 出版社:中国山地編集舎 発行日:2024/12 判型/頁数:B5 /180ページ 版元からの紹介: 中国山地ではかつて、 川舟で鉄や米を運び、 市場で出会い、 交換した。 そして鉄道ができ、 バスが走り、 車に乗って、 おかげで遠くの物も手に入り、 いろんなことを知り、 会いたい人に出会えるようになった。 うん、 とっても便利。 道と市の変化は、 私たちのつながりも変えた。 都会へ出ていき、 外の地域と交換した。 もっとたくさん、 もっと早く、 もっと遠くへ。 でも、 近くのものが買えなくなった。 近所の人とよく会う場所はコンビニやスーパーかもしれない。 もっと近く、 もっとゆっくり、 もっとちょっぴりでいいこともきっとある。 私たちの暮らしや産業を 発展させてきたはずの鉄道やバスが、 あちこちで成り立たなくなってきた。 そもそも道って何だろう? そもそも市って何だろう? 道や市は誰のもの? 誰のため? 私たちはどう移動し、つながってきた? 出会わなくなった私たちは、 移動で生まれる幸せを見失ったのかも。 中国山地から出会い直そう。
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夏にあたしたちが食べるもの/ソン・ジヒョン
¥1,320
『夏にあたしたちが食べるもの』 著者:ソン・ジヒョン 訳者:金子博昭 出版社:クオン(CUON) 判型:B6変形判 84ページ 版元からの紹介: 人生をやり直そう。糸をほどきさえすれば何にでもつくり直せる編み物のように。 三十歳を過ぎ、ミュージシャンの夢を諦めた「あたし」。ある日、育ての親であるおばから自分が経営する編み物店の店番をしてほしいと頼まれやむなく帰郷する。 都会を離れ、希望もやる気も失いつつあった主人公が故郷で見つけたものは。 【韓国文学ショートショート きむ ふなセレクション】 翻訳家きむ ふなが今お勧めする作家の深い余韻と新たな発見を感じさせる短編を 日本語と韓国語の2言語で読むことができるシリーズです。 韓国語の朗読をYouTubeで聴くことも可能です。
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ニューヨーク製菓店/キム・ヨンス
¥1,320
『ニューヨーク製菓店』 著者:キム・ヨンス 訳者:崔真碩 出版社:クオン(CUON) 判型:B6変形判 84ページ 版元からの紹介: 「私はこの小説だけは鉛筆で書くことにした。 どうしてそうしたのかはわからない。 ただそうしなければならないように思えた」 韓国金泉市のパン屋「ニューヨーク製菓店」の末っ子として生まれ育った、キム・ヨンスの自伝的小説。 お店を切り盛りする母、作家を目指す息子を見守る父、グローバル化の波が押し寄せる中で何度となく転機を迎えるニューヨーク製菓店…… この世から姿を消しても心の中を照らし続ける“灯り”に思いを馳せる、静かで温かな余韻の残る短編を、韓国語原文と邦訳を一冊にしてお届けします。
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殺人者の記憶法/キム・ヨンハ
¥2,420
『殺人者の記憶法』 著者:キム・ヨンハ 訳者:吉川凪 出版社:クオン(CUON) 判型:四六変形判 縦185mm 横130mm 厚さ12mm 168ページ 並製 版元からの紹介: 田舎の獣医キム・ビョンスの裏の顔は、冷徹な殺人犯だった。現在は引退して古典や経典に親しみ詩を書きながら平穏な日々を送る彼には認知症の兆候が現れ始めている。そんな時、偶然出会った男が連続殺人犯だと直感し、次の狙いが愛娘のウニだと確信したビョンスは、混濁していく記憶力と格闘しながら人生最後の殺人を企てる―-。 虚と実のあわいをさまよう記憶に翻弄される人間を見事に描き、結末に向かって読み進める読者の記憶までをも翻弄する韓国長編ミステリー小説の傑作。
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都市は何でできているのか/パク・ソンウォン
¥2,420
『都市は何でできているのか』 著者:パク・ソンウォン 訳者:吉川凪 出版社:クオン(CUON) 判型:四六判 383ページ 版元からの紹介: 本作は深い内省と探求から生まれた8つの短編で構成されていますが、それらは、独立した物語でありながら、同時に1つの長編小説のようにつながり合い、互いに共鳴し合っているのです。 【全部読まねば「都市」が見つからない。パク・ソンウォンワールドの八篇のストーリー】 この作品には短編集『キャンピングカーに乗ってウランバートルまで』と『都市は何によってできているのか』の小説が同名2作目まで収録されており、「キャンピングカー」にでてくる「僕」が「都市は-2」にも登場するという、ユニークな構成になっています。二つとも違う背景の作品ではありますが、「僕」が家族を通して追求していた幸せの理想は「何」なのかが淡々と語られ、遊牧民のような「放浪生活」をし続けていく「僕」の話は私たちの話でもあるような気がします。軽いタッチで書かれたパク・ソンウォンワールドの「放浪」をお楽しみください。 姉と僕は誕生日が数日しか違わない。そんな姉を姉とよんでいいのかどうか、僕は昔から何とも判断が付きかねている。早い話が僕は父の隠し子だ。それも本妻と同じ時期に妊娠させたというから、その手際の良さには舌を巻く。父はたぶん当時から遊牧民気質を持っていたのだろう。 -「キャンピングカーに乗ってウランバートルまで」から
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めぐる、23号【特集】お店をつくる
¥800
※12月23日以降の発送になります。 『めぐる、23号【特集】お店をつくる』 めぐる、は徳島の雑誌です。 お店を開く人、開店を支える人、長年店を経営する人などに訊いた、店を構える価値とは。
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くらやみに、馬といる / 河田桟
¥990
『くらやみに、馬といる』 著者:河田桟 出版社:カディブックス とてもとても小さな本です。 縦型のカバーからすっと抜くと、横型の本が出てきます。 小さくて、厳かで、ページをめくると静かに始まります。 与那国島で馬と暮らす、河田桟さんのことば。 どうしてそこに行きついたのか、馬はどのように日々を過ごすのか、 とても静かでゆっくりで、交じりっけがないようで、とてもいろんなもの内包しているような、とにかく美しい本です。 読む人によって、読むときによって、きっと感じ方が変わります。
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馬語手帖(文庫判) /河田桟
¥1,320
文と絵:河田桟 編集と装丁:賀内麻由子 本文設計:大木美和+賀内麻由子 出版社:カディブックス 判型:A6判/126ページ 版元からの紹介: 『馬語手帖』が文庫になりました。 ウマがどんなふうに話すか、知っていますか? 鼻をブルルルッと鳴らしたり、ヒヒーンといなないたり。 そう、それもたしかに彼らの言葉です。 でもたぶん、声を使うのは全体の5%ぐらい。 ウマの会話の中心は体を使ったボディランゲージです。 耳やしっぽを動かしたり、体全体で動いたりしながら、ウマはいつも仲間同士でいろいろな会話をしています。 たとえば「静かに草を食べている」姿の中にも、実はたくさんのコトバが隠れています。 ぱっと見てもわからないかもしれないけれど、たしかに彼らは話しているのです。 この、音だけに限定されないウマたちの言葉、コミュニケーションする手段が「馬語」です。 ウマは賢い動物です。 人間が簡単な言葉や合図を教えれば、それを覚えて、反応してくれるようになります。 あなたが愛情を持って(人間の言葉で)話しかけたり、やさしく触ったりすれば、ウマはそのトーンを感じ取ってくれもします。 でもそれは、あくまでも人間中心。 ウマの立場に立った会話ではありません。 その逆に、もし人間であるあなたが馬語を理解したら、(人間だって賢い動物なのだから、やればできるはず)さあ、どんなことが起こるでしょう。 まずウマは、「お!」と驚きます。 「このいきものはヒトのようにみえるけれど、どうやらウマのことばがわかるようだぞ」と、あなたに注意を向けてきます。 そして、これまでとは違う態度を取り始めます。 たとえば言葉の通じない外国に行った時、「こんにちは」「ありがとう」とカタコトの言葉を話すだけで、 その国の人は、ぐっとあなたに親近感を持ってくれますよね。 そんな感じに近いと思います。 ウマはいろいろなことをあなたに語りかけ始めます。 この本は、馬語の世界へとつながっています。 といっても、ほんの入り口にしかすぎません。 あくまでも人間であるわたしが、「どうもこういうことかもしれない」と翻訳して書き留めた覚え書きのようなものです。 書店からの案内: 与那国島で馬と生きる、河田桟さんに指南を乞う、馬と話せるようになるための馬語手帖です。 馬はとても賢い動物。でも人間とは違う。違うけれども心を通わせるにはどうしたら良いか。 これからも変わっていくだろう、馬からも訂正が入ることがあるだろう、とのスタンスで書かれた馬語手帖。 分かり合えないなんて思わず、相手をじっと観察することから始めませんか。
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conté/横山雄
¥2,750
出版社:BOOTLEG Ltd. デザイン:尾原史和 判型:ミシン綴じ/64ページ 版元からの紹介: 誌名である「conté」(コンテ)という物語や話の意味を持ちながらも、これまでのある種の具象性的モチーフから飛び越えて、より軽やかで純粋であり、作家本人がのびのびと描いた全作品描き下ろしの画集となっており新たな表現の世界をぜひご堪能ください。 画集はミシン綴じの64ページで今までにないまるで作家の手作りのようなアートブックのとして仕上がり独特の空気感を持ちコレクションしたくなる造本となっています。 横山 雄 画家 東京都在住。桑沢デザイン研究所総合デザイン科卒業。第83回毎日広告デザイン賞最高賞受賞。全国各地にて作品の展覧会を開催。沢木耕太郎『旅のつばくろ』、村上春樹×柴田元幸『本当の翻訳の話をしよう 増補版』、ミラン・クンデラ集英社文庫新装版の装画、世田谷美術館「マルク・シャガール 版にしるした光の詩」のアートディレクション、デザインのほか、書籍や広報物、展覧会、作品集のデザインや装画・挿画、ロゴ、パッケージイラストなどを手掛ける。
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tattva Vol.6
¥2,200
出版社:株式会社ブートレグ 判型:A5変形/224ページ 版元からの紹介: 特集:生まれるうちあわせ。いい会議。 私たちは本当に一人でできることがほとんどないから、話し合いの場を設ける。それは打ち合わせとも会議とも呼ばれるが、なぜわざわざ話し合うのかを考えると、できるだけ「みんな」にとって有益なものにするためである。そしてこのみんなが増えるほど、話し合いは難解になっていく。いい話し合いとは、何なのか? ◎いい対話の条件 リアーナと交わしたぶっちゃけ話 ミランダ・ジュライ(小説家) 「ルンブン」で生きる─ 芸術と生活の共有地 ルアンルパ(アート・コレクティヴ) ◎寄稿・連載 武邑光裕 / 西研 / 饗庭伸 / 伊藤亜紗 / 百瀬 文 / 松本紹圭 / 相馬千秋×田村かのこ / 中竹竜二 / 河田将吾×山下正太郎 / 遠藤文香 /草野庸子/奥野紗世子/酒井麻衣/和田彩花/曽我部恵一/青柳文子×小谷実由/チョーヒカル/Licaxxx/鈴木謙介 他多数
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tattva Vol.5
¥2,200
出版社:株式会社ブートレグ 判型:A5変形/224ページ 版元からの紹介: 特集:とらわれないで学ぶ。しゃかい、べんきょう。 それまで信じていた前提が崩れ去ったり、スキルが通じなかったり、または衰えによって当たり前にできていたことができなくなったり、自分の中にある「当たり前」や「べき」に別れを告げなければならない瞬間は度々訪れます。このとき最も苦しいのは、自身が作り上げたフレームを壊し、都度構築し直すこと。社会という実践の場で、自らの常識や経験にとらわれず生きて行くには? ◎コミュニティの教育 ヴァージル・アブロー追悼企画 ヴァージル・アブローの教室&若きクリエイターのためのリソース集「FREE-GAME」 ケア・コレクティブ(研究者・活動家グループ) ケアの相互依存 岡野八代(政治学者・同志社大学教授) 教育から、世界への「学び」へ ーケアから考える ◎寄稿・連載 武邑光裕 / 東畑開人 / 山縣良和×江本伸悟 / 今村久美×中島岳志 / 苫野一徳 / 中林美恵子×松村圭一郎 / 渡辺健一郎 / 為末大×田中みゆき / 本城直季 / 野田祐一郎 / 草野庸子 / 奥野紗世子 / 酒井麻衣 / 和田彩花 / 曽我部恵一 / 青柳文子×小谷実由 / チョーヒカル / Licaxxx / 鈴木謙介 他多数
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tattva Vol.4
¥2,200
出版社:株式会社ブートレグ 判型:A5変形/224ページ 版元からの紹介: 特集:どうやって歳とる? お手本なき世界で。 こうしていれば大丈夫なんてことはもうなく、現状に不満がなかったとしても、この先は不安だらけ。どうやって歳をとるかを考えるのは、どんな老後をむかえるを考えることで、個人の話であるとともに、どんな未来にしていくかという身の回りや社会の話でもあります。時代や世の中の変化の尻尾を常に捕まえることができない私たちが、一人ではなく周囲とともにこの先をつくっていくには何が重要か? 共創とエイジングをいま考えます。 ◎幸せがやってくるところ 「デヴィット・バーンによるデヴィット・バーンへのインタビュー」 デヴィッド・バーン(ミュージシャン) 「疲労ウイルス なぜ私たちはこんなに疲れているのか?」 ビョンチョル・ハン(哲学者/『疲労社会』『透明社会』著者) 武邑光裕 / 福岡伸一 / Project Guideline Team / 高山明 / マキタスポーツ×岡田育 / 桂宮治 / 市村正親 / 宮田裕章 / 寒川裕人( ユ ー ジ ー ン・ス タ ジ オ ) / 草野庸子 / 奥野紗世子 / 酒井麻衣 / 和田彩花/曽我部恵一/青柳文子×小谷実由 / チョーヒカル /Licaxxx/ 鈴木謙介 他多数
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tattva Vol.3
¥2,200
出版社:株式会社ブートレグ 判型:A5変形/224ページ 版元からの紹介: 〈特集概要〉 特集:はたらきがい 働きがいについて考えると、どんな仕事をするかやその中でのやりがいを連想してしまいます。でも、実際のところ仕事だけで働きがいを語ることはできません。生活の中で働くことをどう位置づけるかでも随分と変わってくるし、私生活と仕事は相互に影響を受けあう。仕事だけうまくいっても、私生活だけうまくいっても、なかなかバランスが取れません。そもそも、人間にとって働くとはどんな意味を持つのか? 今あらためて考えたい、働きがいについて。 ◎資本主義の忘れもの 「クソどうでもいい仕事を求めて」 デヴィッド・グレーバー(人類学者・『ブルシット・ジョブ─クソどうでもいい仕事の理論』著者)×ブライアン・イーノ(ノンミュージシャン・音楽プロデューサー) 「未来はケアからやってくる」 シルヴィア・フェデリーチ(思想家・アクティヴィスト『キャリバンと魔女』著者) ◎寄稿・連載 武邑光裕/萱野稔人/手塚マキ/結城康平/速水健朗×橋爪紳也/水野祐×前野隆司/中谷文美/イ・ラン/辻愛沙子/カツセマサヒコ/長島有里枝/草野庸子/奥野紗世子/和田彩花/曽我部恵一/青柳文子×小谷実由/チョーヒカル/Licaxxx/鈴木謙介 他多数
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一日の終わりに/木曜日
¥2,200
著者:木曜日 出版社:石田製本株式会社 判型:A5/ハードカバー/36ページ 版元からの紹介: 木曜日、初作品集。 2017年から描いてきた絵と言葉、小さなお話をまとめました。 描き下ろしを含む29点を収録。
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⾃⼰否定をやめるための100 ⽇間ドリル/坂⼝恭平
¥1,760
著者:坂⼝恭平 出版社:アノニマ・スタジオ 判型:B6判/224ページ 版元からの紹介: あなたを否定するのは誰か? 自身も長らく躁鬱病をわずらい、「いのっちの電話」で死にたいと悩む人たちの声を聞き続けてきた、坂口恭平さん。誰もが一度は経験のある「自己否定」を8つのステップで解明します。自分で自分をいじめない方法を伝授します。 躁鬱病である坂口恭平さんは鬱になるたびにその経験を著作として発表してきました。今回は鬱から裾野を広げた自己否定がテーマです。自己否定と聞いて身に覚えのある人や、現在進行形で否定し続けている⼈も多いはず。書名に100日間とあるように、自己否定は簡単にやめられるものではないかもしれませんが、やめるためのきっかけとなり、つい自分を否定してしまう⼈の気持ちを受容してくれる内容です。悩む読者に坂口さんが側で語りかけてくれるような文体が、自己否定から抜けるきっかけを与えてくれるでしょう。著者が鬱の時に書き続けた日記も併録。 目次: はじめに STEP 1 自己否定とはなにか STEP 2 自己否定を書き出す STEP 3 第三者を登場させる STEP 4 あなたを否定するのは誰か? STEP 5 元気な時の自己否定 STEP 6 自己否定と葛藤 STEP 7 自己否定の正体 STEP 8 一人ではなくなる おわりに [日記]自己否定をやめる100日
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生きのびるための事務/坂口恭平
¥1,760
SOLD OUT
原作:坂口恭平 画:道草晴子 出版社:マガジンハウス 判型:224ページ 版元からの紹介: 芸術家でも誰でも、事務作業を疎かにしては 何も成し遂げられない。 夢を現実にするたった一つの技術、 それが《事務》です。 この作品は作家、建築家、画家、音楽家、 「いのっちの電話」相談員として活動する 坂口恭平が若い頃に出会った優秀な事務員・ ジムとの対話で学び、人生で実践した方法を 記したテキストを原作にコミカライズして、 《事務》ってめちゃくちゃ大事! ってことが漫画でわかる本です。 「自分に自信がない」 「ハードルを高く設定しがち」 「悩んで行動に移せない」 足らないことは《事務》でした。 【目次】 はじめに ジムとの出会い 第1講 事務は『量』を整える 第2講 現実をノートに描く 第3講 未来の現実をノートに描く 第4講 事務の世界には失敗がありません 第5講 毎日楽しく続けられる事務的『やり方』を見つける 第6講 事務は『やり方』を考えて実践するためにある 第7講 事務とは好きとは何か?を考える装置でもある 第8講 事務を継続するための技術 第9講 事務とは自分の行動を言葉や数字に置き換えること 第10講 やりたいことを即決で実行するために事務がある 第11講 どうせ最後は上手くいく あとがき
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思考都市 坂口恭平 Drawings 1999-2012
¥1,848
著者:坂口 恭平 出版社:辰巳出版 判型:単行本/ソフトカバー/158ページ 版元からの紹介: 坂口恭平待望の初ドローイング集。 2012年11月から2013年2月までワタリウム美術館で開催された個展『新政府展』の展示作品から100点以上を掲載。 坂口恭平の手書き原稿による作品の解説、思考の軌跡を、珠玉の言葉とともに追体験できるまたとない一冊。 本書ではモバイルハウス、図面、写真、さらには路上のスケッチや感銘を受けた本につけた挿絵にいたるまで、坂口恭平の仕事を初のドローイング集としてまとめ直し、さらに掲載作品に自身の手書きコメントを付します。作品についての解説はもちろん制作当時の思い出や、今現在作品を見て思うことなど、坂口恭平の現在の見解を昔のおもちゃを整理するような感覚で書き綴った一冊です。
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ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと/奥野 克巳
¥1,980
著者:奥野克巳 出版社:亜紀書房 判型:四六判/並製/352ページ 版元からの紹介: ボルネオ島の狩猟採集民「プナン」とのフィールドワークから見えてきたこと。豊かさ、自由、幸せとは何かを根っこから問い直す、刺激に満ちた人類学エッセイ! 「奥野さんは長期間、継続的にプナン人と交流してきた。そこで知り得たプナン人の人生哲学や世界観は奥野さんに多くの刺激と気づきをもたらした。この書を読み、生産、消費、効率至上主義の世界で疲弊した私は驚嘆し、覚醒し、生きることを根本から考えなおす契機を貰った。」 ――関野吉晴氏(グレートジャーニー) 目次: はじめに 1 生きるために食べる 2 朝の屁祭り 3 反省しないで生きる 4 熱帯の贈与論 5 森のロレックス 6 ふたつの勃起考 7 慾を捨てよ、とプナンは言った 8 死者を悼むいくつかのやり方 9 子育てはみなで 10 学校に行かない子どもたち 11 アナキズム以前のアナキズム 12 ないことの火急なる不穏 13 倫理以前、最古の明敏 14 アホ犬の末裔、ペットの野望 15 走りまわるヤマアラシ、人間どもの現実 16 リーフモンキー鳥と、リーフモンキーと、人間と おわりに――熱帯のニーチェたち 参考文献 著者紹介: 奥野 克巳(おくのかつみ) 1962年、滋賀県生まれ。立教大学異文化コミュニケーション学部教授。 大学在学中にメキシコ先住民を単独訪問し、東南・南アジアを旅し、バングラデシュで仏僧になり、トルコ・クルディスタンを旅し、大卒後、商社勤務を経てインドネシアを一年間放浪後に文化人類学を専攻。一橋大学社会学研究科博士後期課程修了。 主な著書として、単著に、『「精霊の仕業」と「人の仕業」:ボルネオ島カリスにおける災い解釈と対処法』『帝国医療と人類学』、共編著に『文化人類学のレッスン:フィールドからの出発』『セックスの人類学』『人と動物の人類学』『改定新版 文化人類学』『Lexicon 現代人類学』などがある。共訳書にエドゥアルド・コーン『森は考える:人間的なるものを超えた人類学』、『ソウル・ハンターズ:シベリア・ユカギールのアニミズムの人類学』がある。
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本当は逢いたし/池田澄子
¥2,420
著者:池田澄子 出版社:日経BP/日本経済新聞出版 判型:四六判/224ページ 版元からの紹介: 彼の世も小春日和か 此処から彼処の人を思う。 最新句集『此処』で2020年度の読売文学賞を受賞した俳人がこの10年、3・11からコロナウイルス禍までの間に綴った60余篇を編んだ、待望のエッセイ集。 タイトルは自作句「本当は逢いたし拝復蝉時雨」から。時々のくらしを営む「此処」から「彼処」にいる本当は逢いたい人たちを思い綴る。彼処にいるのは――軍医として赴いた戦地で命を奪われた父、俳句の師、つい最近亡くなった夫、そして被災地で、猛威を振るう自然災害で、先のむごたらしい戦争で命を失った人たち。楽しい旅の途次に、家事の合間に、テレビを観ている時に、想像力は自然に育まれた命そのものへと向かう。自らの思いを常に客観視しているような透徹なまなざしから生まれる文章は、各エッセイに引いた自作句、師や友や先達の句をピリオドとして、えもいわれぬ余韻を残す。 最新句集『此処』で2020年度の読売文学賞を受賞した俳人が、3・11からコロナ禍までの10年間に日経新聞や俳句雑誌に発表してきた60篇あまりのエッセイを1冊に編む。 タイトルは自作句「本当は逢いたし拝復蝉時雨」から。時々のくらしを営む「此処」から「彼処」にいる本当は逢いたい人たちを思い綴る。彼処にいるのは――軍医として赴いた戦地で命を奪われた父、俳句の師、つい最近亡くなった夫、そして被災地で、猛威を振るう自然災害で、先のむごたらしい戦争で命を失った人たち。楽しい旅の途次に、家事の合間に、テレビを観ている時に、想像力は自然に育まれた命そのものへと向かう。自らの思いを常に客観視しているような透徹なまなざしから生まれる文章は、各エッセイに引いた自作句、師や友や先達の句をピリオドとして、えもいわれぬ余韻を残す。 84歳の著者による句集『此処』は増刷を重ね、枠にとらわれない軽やかな口語表現は俳句の世界を超えて、若い人にも広く受け入れられた。本書はそのメイキングとも言える。 目次: I 本当は逢いたし 当て無き櫂/気持よいかしら/母性愛か恋か/母におくれて/また八月/だからと言って/なんとかしなきゃ/出来秋/いちいちうごく/生き合う/その気になれば/こっちこっち/吐く息/拳ひらくと/死木と裸木/ひろごる/母の手/港の見える丘/流れる II 彼の世も小春日和か 生まれ月/もろもろ/ありがとう/八月/うみのそこ/未練など/言葉があって/揚花火/見つめ合う/木の葉しぐれ/考える/二つ並んで/はいっ、やってちょうだい III わが晩年などと気取りて あの日は晴/思ってます/晩年や/夏になると/明石焼き/遊び/冬麗/春浅く/思っている/秋の素足 IV あんな日があってこんな日 此処あったかいよ/気が向きまして/自分を見尽くす/春立つ日/雀・ヒヨドリ・烏・人/詩の山を/空気ゆたかに/夜中まで灯して/最初と最後と/たまたま誕生日/エープリルフール/虚子忌そして花祭/夜目遠目/五月の風をゼリーにして/ふつつかな魚/どちらが夢か/あんな日があって/じゃんけん/奇麗な風/言われてみれば V 私史に正史の交わりし さようなら「平成」/父の顎
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物語のある鉱物図鑑
¥1,980
SOLD OUT
著者:ペズル 監修:小田島庸浩 出版社:三才ブックス 判型:A6判/上製本/240ページ 版元からの紹介: 美しい鉱物は、 物語の宝庫です。 ときには権力の象徴として、ときにはお守りとして、ときには暮らしに欠かせない素材として、古来より多くの人を魅了してきた「鉱物」にまつわる物語を、原石や宝石の美しい写真ともに紹介するビジュアル図鑑です。マリー・アントワネットや宮沢賢治など、鉱物や宝石とゆかり深い人物にまつわるエピソードもたっぷり掲載しています。 ーーーーーーーーー ギリシャ神話に登場する少女・アメシスト。 クレオパトラが愛してやまなかったエメラルド。 トルコでは産出しないトルコ石。 火星にも存在する赤鉄鉱。 聞き間違いから名前がついたトルマリン。 ゲーテが喜んで拾い集めた重晶石。 「愚か者の金」と呼ばれる黄鉄鉱。 この本では、鉱物に関する伝説や歴史、名前の由来、 偉人にまつわるお話を紹介します。 鉱物に秘められた小さな物語に触れることで、 あなたの毎日にちょっとした輝きが 生まれるかもしれません。 (本書「はじめに」より) ーーーーーーーーー ■手のひらサイズのコンパクトな図鑑 大好評『理想の色に巡り会える 青の図鑑』などと同じ、手のひらサイズのコンパクトな図鑑なので、プレゼントブックとしてもおすすめです! ■本書の内容 ★1章:誕生石の物語 |ガーネット/アメシスト/アクアマリン/ダイヤモンド |真珠/ルビー/ベリドット/サファイア/オパール |トパーズ/トルコ石 ★2章:宝石にもなる鉱物の物語 |水晶(石英)/ジャスパー/ブラッドストーン |アレキサンドライト/クリソベリル・キャッツアイ |スピネル/赤鉄鉱/ルチル/天青石/ヘリオドール |トルマリン/スギライト/葡萄石/クリソコラ |スフェーン/ジルコン/十字石/タンザナイト |カイヤナイト/ムーンストーン/サンストーン |白雲母/ラブラドライト/ラピスラズリ/ひすい |ベニト石/クンツァイト/チャロ石/ラリマー |ロードナイト/ロードクロサイト/方解石/霰石 |マラカイト/アズライト/フローライト/金 |白金/銀/銅/サンゴ/琥珀/モルダバイト/黒曜石 ★3章:鉱石にもなる鉱物の物語 |錫石/石膏/重晶石/中沸石/辰砂/輝安鉱 |輝水鉛鉱/鶏冠石/石黄/黄銅鉱/岩塩 ★4章:個性豊かな鉱物の物語 |黄鉄鉱/硫黄/カバンシ石/普通角閃石 |ヘミモルファイト/魚眼石/ベゼリ石 ★鉱物の絶景 |ベリドットの絶景/石英の絶景/ひすいの絶景 |方解石の絶景/マラカイトの絶景/琥珀の絶景 |岩塩の絶景 ★コラム |ダイヤモンドの小話/誕生石/いろんな水晶 |石英と2種類の宝石/赤鉄鉱の小話 |いろんなベリル/双晶/ムーンストーンとサンストーン |いろんな雲母/ラピスラズリの小話/ひすいの小話 |芸術と鉱物/金の小話/銀の小話/砂漠のバラ |辰砂の小話/漢字と鉱物 ★人物コラム |マリー・アントワネットと宝石/宮沢賢治と鉱物 |菅原道真と桜石/マルコ・ポーロと鉱物 |ある宝石鑑定士とティファニー |モーツァルトと鉱物/ナポレオンと金 |武田信玄と金/ペリーと鉱物/ゲーテと鉱物 |平賀源内と石綿/坂本龍馬と水亜鉛土 |マリー・キュリーと鉱物
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おさかなごはん/M.B.ゴフスタイン
¥2,420
『おさかなごはん』 著者:M.B.ゴフスタイン デザイン:佐々木美香 出版社:トンカチ 頁数: 32ページ 版元からの紹介: 『おさかなごはん』(原題:FISH FOR SUPPER)は、一人暮らしのおばあちゃんの日常を描いている。朝5時に起き、釣りに出かける彼女の姿は、時が止まったかのような静けさと繰り返しの中にありながら、自然と同調して生きていくことの喜びに触れている。現代社会において「品のある暮らし」を実践することは容易ではないが、彼女の毎日はその大切さと可能性を教えてくれる。
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デカルトからベイトソンへ ――世界の再魔術化/モリス・バーマン
¥4,180
『デカルトからベイトソンへ ――世界の再魔術化』 著者:モリス・バーマン 訳者:柴田元幸 出版社:文藝春秋 頁数: 450ページ 版元からの紹介: 17世紀、デカルトとニュートンのパラダイム成立によって、世界から魔術が失われた。 貨幣による資本主義と合理的な科学思考によってできあがった近代的な世界。 魔術は科学に置き換えられてしまった。しかし、科学的に再編成される過程で色あせていったパワフルな知を取り戻すために、今こそ「世界の再魔術化」が必要だ! デカルト・パラダイムに反旗を翻し、1960年代のカウンター・カルチャーの空気をひっさげ、「世界の再魔術化」への道筋を探った知的冒険の書、待望の復刊! オカルト学の山々を乗り越え、たどり着いたひとつのヒントはグレゴリー・ベイトソン。 ロボティクス、アンドロイド、VR的な現実世界の出現を前に、今こそ再読されるべき書。
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ユリイカ 2024年9月号 特集=石 ―寡黙の極にある美
¥1,870
『ユリイカ 2024年9月号 特集=石 ―寡黙の極にある美』 著者:内藤礼、宮田珠己、山田英春、青柳菜摘、長野まゆみ、いしいしんじ 出版社:青土社 頁数: 272ページ 版元からの紹介: 石、それそのものの魅力を照らす ひっそりとした佇まいで、ただそこにある石。そのすべての石の記憶は生命体が経験してきた領域をはるかに越え、地球の形成にまで遡り、さらにはそれ以前の太古の星たちの誕生にまで到達している。人間の営みがどれだけ積み重ねられようとも、河原に転がる小石一つの歴史に到底追いつくことはない。だからこそ、人々がたくましくする想像、飽くなき探求はとどまることを知らない。石が個別に有する悠遠な時間、そのすがたに差し向けられた多様なまなざしが織りなす石特集。