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うどん陣営の受難/津村記久子
¥990
『うどん陣営の受難』 著者:津村記久子 出版社:U-NEXT 頁数: 104ページ 版元からの紹介: 四年ごとに開かれる会社の代表選挙。一回目の投票は票が散らばったため、上位二名による決選投票が行われることになった。現体制は手堅い保守層から支持を集め、二番手につく候補は吸収合併した会社のプロパー社員のリストラ等過激なスローガンを掲げる。接戦が予想される中、両陣営共に動向を窺うのは、一回目で三位につけた候補の支持者たちであった。運動員の送り込み、ハラスメント手前の圧力、上司からの探り…。社内政治の面倒臭さをリアルにコミカルに描く。
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やりなおし世界文学/津村記久子
¥2,090
『やりなおし世界文学』 著者:津村記久子 出版社:新潮社 判型: 四六判変型/336ページ 版元からの紹介: 『ボヴァリー夫人』は前代未聞のダメな女? 『郵便配達は二度ベルを鳴らす』はDQN小説!? 待ってるだけじゃ不幸になるよ『幸福論』。人が人を完全に理解することは不可能だけれど、それでも誰もがゆらぐ心を抱えてゆるし生きていく『灯台へ』。古今東西92作の物語のうまみと面白みを引き出し、読むと元気になれる世界文学案内。
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ミロコマチコ マンスリーダイアリー2025/
¥1,320
『ミロコマチコ マンスリーダイアリー2025』 ◇本文:64ページ ◇マンスリーページ:見開き1ヶ月(2024.12~2026.1)、月曜始まり ◇紙面構成:マンスリー、年間カレンダー、メモ、他 ◇カバー仕様:ハードタイプ(ペーパーカバー) ◇B6スリムサイズダイアリー「ミロコマチコシリーズ(2種類)」の本文は同じページ内容になります ミロコマチコさんのマンスリー手帳です。 スリムで持ち運びに適しています。
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【柴田元幸氏・サイン入】ウォートン怪談集/イーディス・ウォートン
¥1,430
『ウォートン怪談集』 著者:イーディス・ウォートン 訳者:柴田元幸 出版社:葉々社 版元からの紹介: 葉々社では、海外文学の裾野を広げるために新たに「小さな海外文学」というシリーズをはじめます。 本シリーズは、おもに海外文学に触れてこなかった読書家の方たちを対象に、短篇を2〜3篇収録し、気軽に手にとってもらえるように工夫しています。 シリーズ第1弾&第2弾は、柴田元幸さんの翻訳による2作品です。 本書、『ウォートン怪談集』は、「小間使の呼び鈴」「夜の勝利」「ミス・メアリ・パスク」、3つの短篇を収録しています。 ___________________________ ぐだぐだ煮えきらない物言いを続けてしまったが、要するに何を言いたかったかというと、ここに収めたウォートンの幽霊譚三本を読むにあたって、もちろんどう読もうと読者の自由なのだが、事実を割り出さないといけないというプレッシャーを感じる必要はない、ということである。「小間使の呼び鈴」であれば一介の使用人である病み上がりの小間使が女主人や男主人に対して感じる感情の起伏に、「夜の勝利」なら秘書として他人に依存して生きないといけないがゆえに何とも屈折した主人公の心理の揺れに、まずは寄り添ってみるのも悪くないと思う。(ウォートンは上流階級の育ちだが、目下の立場に置かれた人物の心理を描くのが本当に巧い)。「ミス・メアリ・パスク」であればいっそ、幽霊ということにされているメアリ・パスク嬢の身になってみて、「一度死んだ人間」の感じる(そして「生きていた」ときも感じていた)孤独の深さに思いをはせる、とか……怖がっている人間を外から見るのではなく、怖がっている人間になって読むと、ウォートンの怪談は(まあすぐれた怪談はみんなそうだろうが)本当に刺さる。 (訳者あとがきより)
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【柴田元幸氏・サイン入】ロングパドル人間模様/トマス・ハーディー
¥1,430
SOLD OUT
『ロングパドル人間模様』 著者:トマス・ハーディー 訳者:柴田元幸 出版社:葉々社 版元からの紹介: 葉々社では、海外文学の裾野を広げるために新たに「小さな海外文学」というシリーズをはじめます。 本シリーズは、おもに海外文学に触れてこなかった読書家の方たちを対象に、短篇を2〜3篇収録し、気軽に手にとってもらえるように工夫しています。 シリーズ第1弾&第2弾は、柴田元幸さんの翻訳による2作品です。 本書、『ロングパドル人間模様』は、『人生の小さな皮肉』という短篇集に収録された作品で、「短篇集内短篇集」です。 ーーーーーーーー ハーディというと「重い人」「暗い人」という先入観を持ってしまうのも、これまたいささか勿体ない話です。たとえばこの『ロングパドル人間模様』などを読むと、ハーディが実は ユーモラスな面も持ちあわせていた作家であることがよくわかります。もちろんこの事実はハー ディの専門家のあいだでは常識に属す部類の話にちがいなく、たとえば岩波文庫の『ハーディ短篇集』(井出弘之編訳)なども「ユーモア、諧謔こそ彼の特質である」という視点から編まれています。しかしこの認識が一般にどこまで広まっているか。この翻訳で「楽しいハーディ」もいる、ということをさらに広く伝えられるなら訳者としても本望です。 (訳者あとがきより)
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ウネさんの抱擁/チョン・ウネ
¥2,530
『ウネさんの抱擁』 著者:チョン・ウネ 出版社:葉々社 判型:A5判、上製本、オールカラー ページ数:70 版元からの紹介: 画家チョン・ウネさんは、発達障がい者でダウン症候群でもある。韓国を拠点にカリカチュア(人物の性格や特徴をわざと誇張して描く似顔絵)の作家として、これまで4,000名を超える人々の似顔絵を書いてきた彼女は、「抱擁は愛です」と語る。 本書にはウネさんの家族や仲間をはじめ、ドラマ「私たちのブルース」で共演した俳優ハン・ジミンやキム・ウビンも登場。自らの人生を、絵を描くことで切り開いてきたウネさんは、障がい者とアーティストの境界線を軽やかに越えてみせる。力強い線で描かれた、チョン・ウネさんの絵から愛と信頼と自信があふれ出す1冊。
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ポトスライムの舟/津村記久子
¥605
『ポトスライムの舟』 著者:津村記久子 出版社:講談社文庫 判型: 文庫版/208ページ 版元からの紹介: 29歳、社会人8年目、年収163万円。 こんな生き方、働き方もある。 読むと心が軽くなる、“脱力系”お仕事小説。 29歳、工場勤務のナガセは、食い扶持のために、「時間を金で売る」虚しさをやり過ごす日々。ある日、自分の年収と世界一周旅行の費用が同じ一六三万円で、一年分の勤務時間を「世界一周という行為にも換金できる」と気付くが――。ユーモラスで抑制された文章が胸に迫り、働くことを肯定したくなる芥川賞受賞作。
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ポースケ/津村記久子
¥902
『ポースケ』 著者:津村記久子 出版社:中公文庫 判型: 文庫版/344ページ 版元からの紹介: 奈良のカフェ「ハタナカ」でゆるやかに交差する七人の女性の日常。それぞれの人生に小さな僥倖が訪れて……。芥川賞「ポトスライムの舟」五年後の物語。
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きみのお金は誰のため/田内学
¥1,650
『きみのお金は誰のため』 著者:田内学 出版社:東洋経済新報社 判型: 四六版/250ページ 版元からの紹介: 元ゴールドマン・サックスのベストセラー作家が描く、青春「お金」小説!子どもでも楽しめて大人の教養になる!ラストで泣ける物語! 目次 プロローグ 社会も愛も知らない子どもたち 第1章 お金の謎1:お金自体には価値がない 第2章 お金の謎2:お金で解決できる問題はない 第3章 お金の謎3:みんなでお金を貯めても意味がない 第4章 格差の謎:退治する悪党は存在しない 第5章 社会の謎:未来には贈与しかできない
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母親になりたくなかった私の育児日記/井上奈那(zine)
¥1,000
編著:井上奈那 イラスト:ユンミナ デザイン・印刷:石引パブリック 判型:B6判/中綴じ/40ページ 刊行日:2024年5月25日 版元からの紹介: 子どもを産み、 育てたからこそわかった父の愛、 2020年から2024年にかけての 妊娠・出産・育児の記録と、 母親になりたくなかった私が 子どもを通じて自立するまでの話。 5年間の妊娠・育児日記のほか、「父について」、「母親である自分を受け入れる」のふたつのエッセイを掲載。
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ぼくは挑戦人/ちゃんへん.
¥891
著者:ちゃんへん. 出版社:河出文庫/河出書房新社 判型: 文庫判/272ページ 版元からの紹介: 苛烈ないじめと差別に遭った少年期。中学2年でジャグリングに出会い、プロパフォーマーの道へ――在日コリアン3世が半生記として語る、家族のこと、世界中を訪ねて知ったこと、アイデンティティのこと。
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すべての、白いものたちの/ハン・ガン
¥935
著者:ハン・ガン 訳者:斎藤真理子 出版社:河出文庫/河出書房新社 判型:文庫判/200ページ 版元からの紹介: アジア初のブッカー国際賞作家による奇蹟の傑作が文庫化。おくるみ、産着、雪、骨、灰、白く笑う、米と飯……。朝鮮半島とワルシャワの街をつなぐ65の物語が捧げる、はかなくも偉大な命への祈り。 ノーベル文学賞受賞! ハン・ガン作品、どれから読んだらいいかわからない……という方には、個人的には『すべての、白いものたちの』をお勧めしたいです。 詩のように淡く美しく、それでいて強く心をゆさぶる名作です ーー岸本佐知子 生後すぐに亡くなった姉をめぐり、ホロコースト後に再建されたワルシャワの街と、朝鮮半島の記憶が交差する。 文庫化にあたり、訳者の斎藤真理子による「『すべての、白いものたちの』への補足」、平野啓一郎による解説「恢復と自己貸与」を収録。
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アフリカの日々/イサク・ディネセン
¥1,595
著者:イサク・ディネセン 訳者:横山貞子 出版社:河出文庫/河出書房新社 判型:文庫判/536ページ 版元からの紹介: すみれ色の青空と澄みきった大気、遠くに揺らぐ花のようなキリンたち、鉄のごときバッファロー。北欧の高貴な魂によって綴られる、大地と動物と男と女の豊かな交歓。20世紀エッセイ文学の金字塔。
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あのこはね/福田利之
¥1,760
SOLD OUT
著者:福田利之 出版社:ポプラ社 判型:A5判/40ページ 版元からの紹介: やっていいことと、悪いことの間で葛藤しながら、大人に近づいていく子供の成長を描いた絵本です。 かなしいきもち、うれしいきもち、たのしいきもち…… 突然あらわれるいろんなきもちは、どこからくるの? 「やまの うえから?」 「うみの むこうから?」 「とおい おそらの むこうから?」 やっていいことと、悪いことの間で葛藤しながら、 大人に近づいていく子供の成長を描いた絵本です。 子供の目線をとおしてみる世界は、どこか少しファンタジー。 べージをめくるごとに、広がる世界をお楽しみください。 町田そのこ氏 推薦! ――――――――――――――――――――――――――――――― すっかり忘れていた友だちに、また会えた。 ねえ、いまならもう少し、あなたと仲良く過ごせるかもしれない。 恥ずかしいような愛おしいような記憶が、 シャボン玉のようにあふれてくるお話です。 ―――――――――――――――――――――――――――――――
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休むヒント。
¥1,430
SOLD OUT
編:群像編集部 出版社:講談社 判型:B6変型/208ページ 版元からの紹介: 休みなよ、って言われても。 ・休日、何もしてないのに気づいたら夕方になっている。 ・お休みなのに、つい仕事のメールをチェックしてしまう。 ・折角の休みだからと、逆に予定を詰め込み過ぎてしまう。 ・全然休めた気がしないまま、月曜の朝を迎えてしまう。 ・「休みの日って何してるの?」と聞かれるのが怖い。 ──ひとつでも当てはまってしまったあなた、必読です!! 働き方改革時代、ワークライフ「アン」バランスなあなたに贈る、休み方の処方箋(エッセイ・アンソロジー)! 覗いてみません? あの人たちの、休み方。 (執筆者一覧・50音順) 麻布競馬場、伊沢拓司、石井ゆかり、石田夏穂、岡本 仁、角田光代、角幡唯介、くどうれいん、古賀及子、小西康陽、斉藤壮馬、酒井順子、酒寄希望、向坂くじら、佐藤良成、杉本裕孝、高橋久美子、滝口悠生、武田砂鉄、竹田ダニエル、つづ井、年森 瑛、永井玲衣、蓮實重彦、平松洋子、藤代 泉、古川日出男、星野博美、堀江 栞、益田ミリ、宮内悠介、宮田愛萌、吉田篤弘
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くまのパディントン/マイケル・ボンド、ペギー・フォートナム
¥1,430
SOLD OUT
作:マイケル・ボンド 画:ペギー・フォートナム 訳:松岡享子 出版社:福音館書店 ページ数:224 版元からの紹介: みんなに愛されるおかしなクマのシリーズ1作目 ブラウン夫妻が初めてパディントンに会ったのは、パディントン駅のプラットホームでした。だから、クマには珍しい「パディントン」という名前が付けられました。暗黒の地ペルーから、1人で移民してきて、身寄りもなく駅の隅に佇んでいましたが、親切なブラウン夫妻にひきとられ、縦横無尽に活躍します。一度読み始めたらやめられない、おかしなおかしなクマのパディントンのお話の第1作目です。
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誤作動する脳/樋口直美
¥2,200
著者:樋口直美 出版社:シリーズ ケアをひらく/医学書院 判型:A5頁/260ページ 版元からの紹介: 幻は、幻が消えたときに、幻とわかる。――脳の中からの鮮やかな現場報告! 「時間という一本のロープにたくさんの写真がぶら下がっている。それをたぐり寄せて思い出をつかもうとしても、私にはそのロープがない」――たとえば〈記憶障害〉という医学用語にこのリアリティはありません。ケアの拠り所となるのは、体験した世界を正確に表現したこうした言葉ではないでしょうか。本書は、「レビー小体型認知症」と診断された女性が、幻視、幻臭、幻聴など五感の変調を抱えながら達成した圧倒的な当事者研究です。
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シンクロと自由/村瀨孝生
¥2,200
著者:村瀨孝生 出版社:シリーズ ケアをひらく/医学書院 判型:A5頁/296ページ 版元からの紹介: 介護現場から「自由」を更新する! 「こんな老人ホームなら入りたい!」と熱い反響を呼んだNHK番組「よりあいの森 老いに沿う」。その施設長が綴る、自由と不自由の織りなす不思議な物語。万策尽きて、途方に暮れているのに、希望が勝手にやってくる。誰も介護はされたくないし、誰も介護はしたくないのに、笑いがにじみ出てくる。しなやかなエピソードに浸っているだけなのに、気づくと温かい涙が流れている。 コメント: 《僕は視力が衰えてきて手元に拡大鏡が手放せない有様ですが、280ページ余を休み休み読み、「北極と岡山にある郵便局」で爽快なカタルシスを味わいました。これは何と言うか、人を具体から抽象へ誘う哲学書でもありますね。 この本には言葉より先に「現場」がある。それに比べると僕が書いているような「詩」には言葉しか(日本語しか)現場がない、それがいつも僕を苛立たせ、詩という書きものに疑問を感じさせているのです。その不満がまた僕の詩を書くエネルギー源になってもいるのですが。 この本を読んでいると、以前だったら書いている村瀨さんの側に立っていたと思うのですが、今や書かれているお年寄りの側に立っている自分に気付きます。鶴見俊輔さんは言葉を人間語、生き物語、存在語というふうに分けていましたが、老いてくるとおいそれと言葉にならない存在語の方に気持ちが寄っていきます。お年寄りが発する存在語に詩で近づきたいというのが目下の見果てぬ夢です。》──谷川俊太郎
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暗闇のなかの光 ブラックホール、宇宙、そして私たち/ハイノー・ファルケ、イェルク・レーマー 【訳】吉田 三知世
¥2,970
著者:ハイノー・ファルケ、イェルク・レーマー 訳者:吉田三知世 出版社:亜紀書房 判型:四六判/上製/480ページ 版元からの紹介: 《100年の時をかけて、私たちはついにブラックホールを「見た」》 2019年4月、ブラックホールの存在が初めて画像で直接証明された。 「いくら見つめても足りない。素晴らしく新しいが、なぜか懐かしい」プロジェクト実現のため、世界中の電波望遠鏡のネットワーク作りに奔走した研究者が語る、壮大なサイエンスノンフィクション。 宇宙の巨大な怪物、ブラックホール。 そこでは光が消え、時間が止まる。 私たちは、知識の限界を覗き込もうとしているのだろうか──暗闇の中の光はささやく。いまだ謎に満ちあふれたこの世界の物語を。その中で、私たち一人ひとりはどのようにして在るのかを。 私たちの限界が、私たちを探究者たらしめる。 千年にわたる旅の末に得られた、一枚の画像についての物語。 もしかすると私は「私の」ブラックホールを見ることができるかもしれない。そして、私だけではない──誰もがそれを見ることができるだろう! こう気づいたとき、私は雷に打たれたような感覚に襲われた。私の心の目には、具体的なイメージが浮かび上がってきた。今や私には明確な目標ができた。 ブラックホールの喉の奥底を覗いてやるのだ! 私はそわそわしてきて、立ち上がり、歩き回り始めた。(本文より) -------------------------------------- 目次: ■前書き ■プロローグ ■本書について 第1部 空間と時間のなかを進む旅 ■第1章………人類、地球、そして月 ■第2章………太陽系と進化する宇宙モデル 第2部 宇宙の謎 ■第3章………アインシュタインが一番楽しんだアイデア ■第4章………天の川銀河とその恒星たち ■第5章………死んだ恒星とブラックホール ■第6章………銀河、クェーサー、そしてビックバン 第3部 世界初のブラックホール撮影への道 ■第7章………銀河中心 ■第8章………画像の背後にある考え方 ■第9章………地球サイズの望遠鏡を作る ■第10章……遠征への出発 ■第11章……現れ出る画像 第4部 限界を超えて ■第12章……私たちの想像の力を超えて ■第13章……アインシュタインを超える? ■第14章……全知と限界 ■謝辞 ■EHT著者一覧 ■用語解説 ■訳者あとがき ■原注 ■索引 お詫びと訂正:(亜紀書房編集部) 巻末の原註に対応する本文中の番号に脱落がございました。 ►197頁14行目〜198頁2行目にかけての段落 「私の論文が最後に主張したのが……ブラックホールの喉の奥を直接見ているときには?」 →こちらが巻末原註ⅺページ 第7章(5)に該当いたします。 読者の皆さまにお詫び申し上げるとともに、ここに訂正いたします。
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現代経済学の直観的方法/長沼伸一郎
¥2,640
著者:長沼伸一郎 出版社:講談社 判型:A5判/458ページ 版元からの紹介: ビジネス書大賞2020 特別賞(知的アドベンチャー部門)受賞! わかりやすくて、おもしろくて、そして深い。 世界の状況が刻々と変わる現在、 文系理系問わず、経済を知らずに世の中を知ることはできない。 そんな時代に「経済をなんとなく避けてきた」読書人におすすめ。 かつて『物理数学の直観的方法』で理系世界に一大センセーションを巻き起こした著者による、 この一冊で資本主義の本質をガツっと直観的につかむ、 どこにもなかった経済書。 西成活裕氏(東京大学大学院教授 『渋滞学』『とんでもなく役に立つ数学』著者) 「私は30年前にこの本のベースとなる論考に出会い大きな衝撃を受けた。 経済の『非』成長モデルのヒントがここにある。SDGsを目指す中で、 我々はどのように生きればよいか迫ってくる本書は、 万人に読んでいただきたい一冊である」 ・資本主義とは ・インフレとデフレのメカニズム ・貿易が拡大する理由とは? ・ケインズ経済学とは何か? ・貨幣の本質とは? ・なぜドルは強いのか? ・仮想通貨(暗号資産)とブロックチェーンとは何か? そして、 ・資本主義社会の最大の問題点と、その解決のヒント 私たちが生きる現代資本主義社会の本質とその問題、行く末を理解する一冊! 目次: 第1章 資本主義はなぜ止まれないのか 第2章 農業経済はなぜ敗退するのか 第3章 インフレとデフレのメカニズム 第4章 貿易はなぜ拡大するのか 第5章 ケインズ経済学とは何だったのか 第6章 貨幣はなぜ増殖するのか 第7章 ドルはなぜ国際経済に君臨したのか 第8章 仮想通貨とブロックチェーン 第9章 資本主義経済の将来はどこへ向かうのか
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進化しすぎた脳/池谷裕二
¥1,100
著者:池谷裕二 出版社:ブルーバックス/講談社 判型:新書判/304ページ 版元からの紹介: 『しびれるくらいに面白い!』 最新の脳科学の研究成果を紹介する追加講義を新たに収録! あなたの人生も変わるかもしれない? 『記憶力を強くする』で鮮烈デビューした著者が大脳生理学の最先端の知識を駆使して、記憶のメカニズムから、意識の問題まで中高生を相手に縦横無尽に語り尽くす。 「私自身が高校生の頃にこんな講義を受けていたら、きっと人生が変わっていたのではないか?」と、著者自らが語る珠玉の名講義。 メディアから絶賛の声が続々と! 『何度も感嘆の声を上げた。これほど深い専門的な内容を、これほど平易に説いた本は珍しい』──(朝日新聞、書評) 『高校生のストレートな質問とサポーティブな池谷氏の対話が、読者の頭にも快い知的な興奮をもたらす』──(毎日新聞、書評) 『講義らしい親しみやすい語り口はもちろん、興味をひく話題選びのうまさが光る』――(日本経済新聞、書評) 目次: 第1章 人間は脳の力を使いこなせていない 第2章 人間は脳の解釈から逃れられない 第3章 人間はあいまいな記憶しかもてない 第4章 人間は進化のプロセスを進化させる 第5章 僕たちはなぜ脳科学を研究するのか
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ルポ川崎/磯部涼
¥935
著者:磯部涼 出版社:新潮文庫 判型:文庫判/336ページ 版元からの紹介: 工業都市・川崎。過酷な住環境の中をヤクザが闊歩し、貧困が連鎖するこの街で、陰惨な中一殺害事件やドヤ街での火災、ヘイト・デモといった暗い事件が続くのは偶然ではない。しかし、熱狂を呼ぶスターとして巣立っていく若者もいる。ここは地獄か、夢の叶う街か――。負の連鎖を断ち切ろうとする人々の声に耳を傾け、日本の未来の縮図とも言える都市の姿を活写した刺激的ルポルタージュ!
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外岡秀俊という新聞記者がいた/及川智洋
¥3,300
著者:及川智洋 出版社:田畑書店 判型:四六判/上製/448ページ 版元からの紹介: 東大在学中に「北帰行」(文藝賞)により鮮やかなデビューを果たし、作家の道を嘱目されながら、新聞記者として生きることを選び、朝日新聞社に入社。以後、四十数年にわたるジャーナリスト人生を余すところなく伝えるオーラル・ヒストリー。ジャーナリズムが病み廃れた現代にあって、健全なメディアを取り戻す方策を示唆する言論人必読の書。巻末に未刊行の処女作「白い蝙蝠が飛ぶ」〈第13回銀杏並木賞入選作〉を掲載。(解説:久間十義) 目次: まえがき 及川智洋 外岡秀俊 年譜 第一章 朝日新聞に就職「私は新聞記事が下手だった」 一九七六―八三年 新潟支局→横浜支局 第二章 疋田桂一郎氏の教え 一九八三年―八九年 東京学芸部「世界名画の旅」→社会部 第三章 広く多様なアメリカ社会を取材 一九八九年―九三年 外報部→ニューヨーク支局 第四章 冷戦終結後の国連、湾岸戦争を取材 続・ニューヨーク支局 第五章 阪神・淡路大震災の現場から 一九九三年―九五年 AERA編集部・論説委員 第六章 転機となった沖縄取材 一九九五年―九六年 アエラ編集部→社会部兼論説委員 第七章 沖縄から日米安保問題、アジアへの展開 一九九六年―九九 社会部兼論説委員 第八章 コソボ紛争を現地取材・9・11の衝撃 一九九九年―二〇〇一年 編集委員 第九章 混迷する9・11後の世界をめぐる 二〇〇一年―〇二年 編集委員→ヨーロッパ総局長 第十章 イラク戦争・テロ・EU拡大 揺れる世界を見つめる 二〇〇二年―〇六年 ヨーロッパ総局長 第十一章 東京編集局長 ゼネラル・エディター(GE)に就任 二〇〇六年―〇七年 混乱する朝日の再生を託されて 第十二章 イデオロギーを排し、暮らし掘り下げ歴史を検証 続・東京編集局長(GE) 第十三章 朝日の立て直しに手ごたえ、アジアの現場へ 二〇〇七年―一〇年 東京編集局長(GE)→香港駐在編集委員 第十四章 東日本大震災取材、早期退職と帰郷、再び現場へ 二〇一〇年― 第十五章 メディアの技術革新とこれから「二十一世紀 新聞の将来」(朝日新聞社内用提言) 第十六章 映画少年から創作活動への道「私が影響を受けた映画」リスト 【証言】 高橋和志さん 新人時代の外岡記者 長岡昇さん 失敗した事件報道の教訓 小此木潔さん かけがえのない同僚との時間 柳澤秀夫さん 戦火のバグダッドから報道 川端清隆さん 国連・和平活動の現場で 守田省吾さん 『地震と社会』から『傍観者からの手紙』へ 比屋根照夫さん 沖縄を愛した外岡さん 佐久間文子さん 作家の横顔、深く読んだ書評 謝 辞 外岡秀俊 【附】白い蝙蝠が飛ぶ(第13回銀杏並木賞入選作)外岡秀俊 あとがき 及川智洋 【著書一覧】 解説・特別寄稿 久間十義
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サバルタンは語ることができるか/ G・C・スピヴァク
¥2,970
著者:G・C・スピヴァク 訳者:上村忠男 出版社:みすず書房 判型:四六判/152ページ 版元からの紹介: 1976年にデリダの『グラマトロジーについて』の英訳を刊行して一躍脚光を浴びて以来、スピヴァクはデリダとマルクスの方法を主たる武器にして、フェミニズムとポストコロニアルの問題圏の交差する地点に定位しつつ、現代世界における権力と知識の地政学的布置関係に果敢な介入をくわだててきた。本書は著者の代表作であり、ポストコロニアル批評の到達地平をしめす問題提起の書である。 従属的地位にあるサバルタンの女性について、知識人は語ることができるのか。フーコーやドゥルーズを批判しながら、一方でインドの寡婦殉死の慣習を詳細に検討した、現代思想の傑作である。