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暗闇のなかの光 ブラックホール、宇宙、そして私たち/ハイノー・ファルケ、イェルク・レーマー 【訳】吉田 三知世

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著者:ハイノー・ファルケ、イェルク・レーマー
訳者:吉田三知世
出版社:亜紀書房
判型:四六判/上製/480ページ

版元からの紹介:
《100年の時をかけて、私たちはついにブラックホールを「見た」》

2019年4月、ブラックホールの存在が初めて画像で直接証明された。
「いくら見つめても足りない。素晴らしく新しいが、なぜか懐かしい」プロジェクト実現のため、世界中の電波望遠鏡のネットワーク作りに奔走した研究者が語る、壮大なサイエンスノンフィクション。


宇宙の巨大な怪物、ブラックホール。
そこでは光が消え、時間が止まる。

私たちは、知識の限界を覗き込もうとしているのだろうか──暗闇の中の光はささやく。いまだ謎に満ちあふれたこの世界の物語を。その中で、私たち一人ひとりはどのようにして在るのかを。

私たちの限界が、私たちを探究者たらしめる。
千年にわたる旅の末に得られた、一枚の画像についての物語。


もしかすると私は「私の」ブラックホールを見ることができるかもしれない。そして、私だけではない──誰もがそれを見ることができるだろう! こう気づいたとき、私は雷に打たれたような感覚に襲われた。私の心の目には、具体的なイメージが浮かび上がってきた。今や私には明確な目標ができた。
ブラックホールの喉の奥底を覗いてやるのだ!
私はそわそわしてきて、立ち上がり、歩き回り始めた。(本文より)

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目次:
■前書き
■プロローグ
■本書について

第1部 空間と時間のなかを進む旅
■第1章………人類、地球、そして月
■第2章………太陽系と進化する宇宙モデル

第2部 宇宙の謎
■第3章………アインシュタインが一番楽しんだアイデア
■第4章………天の川銀河とその恒星たち
■第5章………死んだ恒星とブラックホール
■第6章………銀河、クェーサー、そしてビックバン

第3部 世界初のブラックホール撮影への道
■第7章………銀河中心
■第8章………画像の背後にある考え方
■第9章………地球サイズの望遠鏡を作る
■第10章……遠征への出発
■第11章……現れ出る画像

第4部 限界を超えて
■第12章……私たちの想像の力を超えて
■第13章……アインシュタインを超える?
■第14章……全知と限界

■謝辞
■EHT著者一覧
■用語解説
■訳者あとがき
■原注
■索引


お詫びと訂正:(亜紀書房編集部)
巻末の原註に対応する本文中の番号に脱落がございました。

►197頁14行目〜198頁2行目にかけての段落
「私の論文が最後に主張したのが……ブラックホールの喉の奥を直接見ているときには?」
→こちらが巻末原註ⅺページ 第7章(5)に該当いたします。


読者の皆さまにお詫び申し上げるとともに、ここに訂正いたします。

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