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光子ノート/やべみつのり
¥3,850
著者:やべみつのり/矢部太郎 出版社:たろう社 判型:B6版 オールカラー 992ページ 版元からの紹介: ひとり娘の光子ちゃん、外へ働きに出るお母さん、家にいるお父さん。 その日常を手書きの絵と少しの文章で、来る日も来る日も描き続けたお父さん。 「おとうさんはまいにちなにをしてるの」(本文 光子ちゃんからお父さんへの手紙より) 1970年代はじめ、高度成長期の東京、娘を見つめ、自分をもういちど生き直す父の記録。 「どんづまりだった」父は、娘が世界と出会うその過程のすべてを記録しようとするかのようにノートを描き続けます。 お友達と遊んだり、保育園に行ったり、 はじめて字を書いたり、動物園に行ったり、 お誕生日が来たり、お風呂屋さんに行ったり、 プールに行ったり、お友達と遊んだり、お誕生日が来たり……。 そんな一瞬一瞬を誰かに読んでもらうためでもなく、ただ描かれ続けたノート。 父はやがて絵本作家になり、お母さんは赤ちゃんが産まれると光子ちゃんに伝えます。 生きている、それが続いていく、そのかけがえのなさを。 マンガ『ぼくのお父さん』矢部太郎(新潮社)のもとになったノートが 倉敷市立美術館の「やべみつのりと矢部太郎 ぼくのお父さん』のふるさと・倉敷」 開催を記念して初出版。
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キャットウォーク/佐々木充彦
¥2,090
イラストレーターで漫画家の佐々木充彦さんの「小説+漫画」。 1冊のなかに、漫画版と小説版の両方が収録されています。 佐々木充彦さんにとっては約10年ぶり、渾身の描き下ろし新作です。 ーーーーーーーーーーーーーー いらない。お前なんかいらない。使えないやつはいらない。低脳はいらない。弱いやつはいらない。おどおどしたやつはいらない。逃げるやつはいらない。お前はもういらない。お前みたいなゴミは、もういらないーー。 生きづらいこの社会に疲れ切った主人公ミロは、あるとき猫の街に迷い込む。猫といっても四本足で歩く小さな猫じゃない。彼らは服を着て、靴を履き、二本足で歩いている。毒々しいこの街で、ミロは一人の少女と出会い、自分の中の暴力性・残虐性が剥き出しになっていく。 社会に適合するとは自分を殺すことなのかーー。現代社会で誰もが抱える悩みを、佐々木充彦が美しく繊細なタッチで描く。読んでいると胸が苦しくなる。心をえぐる今夏最大の問題作。小説版と漫画版が一冊に収録された豪華仕様の一冊。
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パソコンとヒッピー/赤田 祐一、関根 美有
¥1,760
著者:赤田 祐一、関根 美有 出版社:エディトリアル・デパートメント 判型:182mm × 242mm、ページ 版元からの紹介: 「デジタル技術は、人の意識を拡張する効力のあるLSDと似たツールである。」 ──ヒッピーたちのこの大胆な発想がアメリカ西海岸のハッカーに受け継がれ、コンピュータのパーソナル化が実現したというのは、よく知られた話だ。 では、カウンターカルチャーとテックカルチャーという異なる二つの文化は、いつ、どこで、どのようにして交わったのだろうか。パソコンの誕生に情熱を注いだ人々のドラマに焦点を当てながら、その知られざる起源を探る。
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赤松/坂口恭平
¥2,530
著者:坂口恭平 出版社:palmbooks 判型:A5変型判・上製本 オールカラー 32ページ 版元からの紹介: まだここに何もなかった頃。どれくらい前のことか、私の話はちょっとうろうろしてる。ずっと忘れてたのかもしれない。まだそこにいるんだけどね。 もうここにはない海。とんでもなく大きな森。なんでもつくれるおっちゃん。いつも一緒にいたタカノ。夜トロッコに乗り込んで、ふたりならどこまでも行くことができた。風はどんなことがあっても死ぬことがない、と話していたばあちゃんは誰だったんだろう。見上げると、赤松の葉っぱが揺れていた。いまここにいながら、すべてがある……。 自身の短篇小説をもとに描かれた著者の創作の原点となる、漫画にしてまさに文学。オールカラー上製本の絵本仕立てで、ずっと手元においておきたくなる特別な一冊に。
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あたらしいともだち/かわじろう
¥990
著者:かわじろう 出版社:マガジンハウス 判型:192ページ 版元からの紹介: 真造圭伍(『ひらやすみ』) 「かわじろうさんの漫画はデビュー作からいいなと思って読んでいました。 『こうありたい』そんな憧れにも似た感情が沸き上がる、懐かしくも新しい漫画達です。」 掲載するたび、大反響。日常の中でふと出会う、ずっと覚えていたい気持ち。 小学館 第93回 新人コミック大賞<青年部門>大賞受賞の新星、初作品集。 ーーーーー 憂鬱だった学校が、 愛妻が亡くなり孤独な日々が、 会社と家を往復するだけの生活が、 雨上がりの空みたいに輝き出す。 人生の特別な瞬間が詰まった、短編全10作品を収録。 【収録作品】 ♯1「ミニチュアとベンチ」 ♯2「下戸のソウルフード」 ♯3「フォトグラファー」 ♯4「正三と九太郎」 ♯5「キツネとターキー」 ♯6「下校」 ♯7「吉野山の話」 ♯8「よりみち」 ♯9「半魚人の頃」 ♯10「かえちゃんの新しい友達」 解説「るみちゃんへ」牧野伊三夫 装画 牧野伊三夫 装丁 青木隼人+牧野伊三夫
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あゝ、荒野/原作・寺山修司 劇画・バロン吉元
¥2,750
原作:寺山修司 劇画:バロン吉元 出版社:ヒーローズ 判型:A5変形判・ソフトカバー/256ページ 版元からの紹介: 舞台は1960年代の新宿。ケンカ自慢の新宿新次は喫茶店で見たポスターをきっかけに仁王ボクシングジムに入会。そこで出会った“バリカン”こと荒木繁は、無口で冴えない風貌ながらも超一流の腕っぷしで街のゴロツキたちをなぎ倒していく。寺山修司生誕90年の今、画業65年の巨匠・バロン吉元が描く“新宿アウトロー”の世界が、幕を開ける!
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ひとりずもう (上)/さくらももこ
¥638
著者:さくらももこ 出版社:集英社/集英社文庫(コミック版) 判型:文庫判/224ページ 版元からの紹介: 「ちびまる子ちゃん」では永遠の小学3年生。でも、現実のまる子は成長していき、思春期を迎えていく。 小5から、中学、高校…。まる子のその後を描くほのぼの成長記。おなじみのメンバーも登場! 描き下ろしエッセイ「ひとりずもう」のコミック版。
