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夜の日記/ヴィーラ・ヒラナンダニ
¥2,420
著者:ヴィーラ・ヒラナンダニ 訳者:山田文 出版社:作品社 判型:四六版/240ページ 版元からの紹介: 第71回読書感想文全国コンクール高等学校の部課題図書。 ニューベリー賞オナー賞受賞作! イギリスからの独立とともに、ふたつに分かれてしまった祖国。ちがう宗教を信じる者たちが、互いを憎みあい、傷つけあっていく。少女とその家族は安全を求めて、長い旅に出た。自分の思いをことばにできない少女は亡き母にあてて、揺れる心を日記につづる。
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徳島文學 第八号 2025 Volume8/徳島文学協会
¥1,650
出版社:徳島文学協会 版元からの紹介: 「徳島文學」第八号は、徳島から発信される新しい形の文芸誌です。2025年発行のこの号では、清水恵子による巻頭詩「色は匂へど詩人たち」を皮切りに、多彩な文学作品を収録しています。大森静佳の短歌と散文、石澤遥の小説、宮月中の作品など、新進気鋭の作家たちの力作が並びます。また、四国大学の瀬戸内寂聴青春エッセイコンクールの入選作品や、富士正晴全国高校生文学賞の受賞作品も掲載。短歌、俳句、小説、エッセイなど、様々なジャンルの作品を通じて、現代文学の新しい息吹を感じることができます。地域文学の発展に貢献しながら、全国的な視野を持つ文芸誌として、文学愛好家から創作者まで、幅広い読者層に向けた充実の一冊となっています。
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徳島文學 第七号 2024 Volume7/徳島文学協会
¥1,650
出版社:徳島文学協会 版元からの紹介: 徳島から発信、自由で新しい文芸誌のカタチ。巻頭詩「ステイ・ゴールド」鍋島大輝、小説「ちりともゆ」旗原理沙子、「のびやかに息をして しなやかに踊り そして健やかに眠って」衿さやか、「花を呼ぶ」石澤遥、短歌「潮の町」田丸まひる、「陳和卿渡海之事」紀野恵、俳句「青嵐」涼野海音、「残り鷺」うっかり。阿波しらさぎ文学賞徳島新聞賞「聖域」幸田羊助。小説「お開帳」小川真我、「デコイ」宮月中。四国大学 瀬戸内寂聴青春エッセイコンクール「楽器は歌う」。エッセイ「老人の庭」髙田友季子、「水の如く」鉄線。四国大学 富士正晴全国高校生文学賞「ねこの手・わたしの手」他。
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徳島文學 第六号 2023 Volume6/徳島文学協会
¥1,650
出版社:徳島文学協会 版元からの紹介: 徳島から発信、自由で新しい文芸誌のカタチ。イラスト/吉村萬壱。巻頭俳句「あたたかき短調」野口る理、批評エッセイ「孔子の叡知」若松英輔、小説「あまねく白く」中川マルカ、「金色のスープ」髙田友季子、「夏が暮れる」久保訓子、散文「あいつらには文学と呼ばせておけ」大滝瓶太。第五回徳島新聞 阿波しらさぎ文学賞 徳島新聞賞「眺め」鎌田航、「湿り」うっかり。短歌「なにが悪い」田丸まひる、「笛の音または声」紀野恵、俳句「炎天の道」涼野海音、「柿サラダ」うっかり。小説「夢の国へようこそ」田中さるまる、「白鳥ミュージアム」なかむらあゆみ。第一回四国大学 瀬戸内寂聴青春エッセイコンクール「境目」。エッセイ「雲井」鉄線、「いつか記憶の泥にしずむ。」阿瀬みち。第三回四国大学 富士正晴全国高校生文学賞「筑前煮の魔法」他。
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徳島文學 第五号 2022 Volume5 /徳島文学協会
¥1,650
出版社:徳島文学協会 版元からの紹介: 徳島から発信、自由で新しい文芸誌のカタチ。巻頭俳句「まぶしめば」大高翔、俳句「しろがね」星野いのり、「夏来る」涼野海音、「レッドゾーン」うっかり。小説「呼吸」ハニロウ赤羽、「夜の波」久保訓子、「足音」冨士野賢太、「ゼリーのようなくらげ」髙田友季子、「こUいん」蕪木Q平。第四回「阿波しらさぎ文学賞」受賞作「空気」なかむらあゆみ、徳島新聞賞「にぎやかな村」宮月中、徳島文学協会賞「移動する祝祭日」茜あゆむ。第二回四国大学富士正晴全国高校生文学賞「■■■【わく-ごっ-く】。短歌「もう少しだけここにいる」田丸まひる、「明年花」紀野恵他。
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徳島文學 第四号 2021 Volume4 /徳島文学協会
¥1,650
出版社:徳島文学協会 版元からの紹介: 徳島から発信、自由で新しい文芸誌のカタチ。コロナ禍で経営難になった夫のマッサージ店のビラのポスティングを始めた主人公が15年ぶりに訪れたのは、元カレの住まいがあった思い出の町、彼女によみがえるにがい思い出とは、角田光代最新傑作小説「渦中」。宮月中「蘭」、佐川恭一「受験王死す」、大滝瓶太「ギフト」。第三回「阿波しらさぎ文学賞」受賞作「あまいがきらい!」蕪木Q平、徳島新聞賞「檻」なかむらあゆみ、徳島文学協会賞「去年の桜」三浦みなみ。第一回四国大学富士正晴高校生文学賞大賞「ほうじょうや」吉原幸歩。巻頭短歌「恋歌」紀野恵、短歌「夜明けは冷たいのがちょうどいい」田丸まひる、俳句「草笛」涼野海音、「珈琲」うっかり。小説「サバイバル美容室」北澤佑紀、「古狸」山本渚、「枯野」久保訓子、「岬物語アリランを歌う女」北迫薫、「マリー・アントワネットのお茶会」菊野啓、「武者顔の女」門倉ミミ他。
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徳島文學 第三号 2020 Volume3/徳島文学協会
¥1,650
出版社:徳島文学協会 版元からの紹介: 徳島から発信、自由で新しい文芸誌のカタチ。 疫病が蔓延する世界で肉欲に溺れる素性も知れぬ男女たち、狂気か悪夢か、はたまた現実の写し鏡か、吉村萬壱の新たな傑作「ゼクレータ」。 「症候群」大滝瓶太 、「月の船」久保訓子、「カササギの橋」山本渚。 第二回「阿波しらさぎ文学賞」受賞作「踊る阿呆」佐川恭一、徳島新聞賞「胸をつらぬく」桐本千春、徳島文学協会賞「いらっしゃいマンション」宮月中。 第十回全国高校生文学賞「本当のこと」佐々木晴。 巻頭俳句「草の花」涼野海音、短歌「夕陽をすくいあげて」田丸まひる、俳句「肉の部分」原英。 評論「肉体の復活─北條民雄論」奴田原智明他
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徳島文學 第二号 2019 Volume2/徳島文学協会
¥1,650
出版社:徳島文学協会 版元からの紹介: 徳島から発信、自由で新しい文芸誌のカタチ。 芥川賞作家の青来有一、藤野可織、小山田浩子、歌人の田丸まひる、俳人の涼野海音ら多彩な執筆陣。 地方文学の概念を変える新たな文芸誌、待望の第二号刊行。 【目次】 巻頭短歌 「朝焼けが生まれるのなら」 田丸まひる 小説 「この惑星の悲劇」 青来有一 「鍵」 藤野可織 「おおかみいぬ」 小山田浩子 「知らない生き物」 髙田友季子 「むじな」 久保訓子 「プロテイン」 菊野啓 「刺股」 宮内鉄家 「赤い犬」 佐々木義登 俳句 「信長忌」 涼野海音 「野末」 原英 「冬桜」 魚井遊羽 短歌 「参道 」永田愛 エッセイ 「神様」 武田穂佳 「自分の言葉を探す旅」 冨士野賢太 「飛梅」 藤代淑子 「生きて、死ぬ言葉」 サトウユウト 「キウイ」 鉄線 「パジャマ・ラバーズ」 濱口佳子 書評 「向こう側」への入り口 吉村萬壱『前世は兎』 計盛達也 仮面をつけた発信者たち 鴻池留衣『ナイス・エイジ』 冨士野賢太
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徳島文學 創刊号 2018 Volume1/徳島文学協会
¥1,650
出版社:徳島文学協会 版元からの紹介: 徳島文学協会による、これまでにない文芸誌「徳島文學」。 芥川賞作家の吉村萬壱、玄月、批評家・詩人の若松英輔、歌人の武田穂佳らが執筆。 同人誌の枠を超えた新しい地方発の文芸雑誌が創刊。
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答えは風のなか/重松清
¥1,815
著者:重松清 イラスト:ミロコマチコ 出版社:朝日出版社 判型:四六版/288ページ 版元からの紹介: この気持ちは、なんだろう? はじめて感じる胸のモヤモヤ。 過ぎ去ってしまったあの頃のこと。 いま、心のなかにある感情は これからどこに行くのだろう。 家族、友だち、社会。 胸がぎゅっと苦しくなったとき。 頭でも、心でも、わからなくても、きみといっしょに考える。 この世界を、ずんずん歩いていくために。 『きみの町で』に続く10の物語。 -------------------------------- 僕はいつも、自分の書くお話には 「答え」なんてないんだと思っています。 読んだあとには、むしろ「問い」が残ってほしい。 答えは風のなか。風を見つめて探すには…… つまり、顔を上げてほしかったのです。 うつむいてばかりの世の中だからこそ。 なにも言わなかったのに、ミロコマチコさんの絵、 そうなってるんだよ。すごいよね。 重松 清 ------------------------------- もくじ いいヤツ おばあちゃんのメモ ふるさとツアー ぼくらのマスクの夏 しあわせ いちばんきれいな空 ケンタの背中 おねえさんが教えてくれた タケオの遠回り あきらめ、禁止。
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わたしは英国王に給仕した/ボフミル・フラバル
¥1,320
著者:ボフミル・フラバル 訳者:阿部 賢一 出版社:河出書房新社 判型: 文庫/328ページ 版元からの紹介: 中欧文学巨匠の奇想天外な語りが炸裂する、悲しくも可笑しいシュールな大傑作。ナチス占領から共産主義へと移行するチェコを舞台に、給仕人から百万長者に出世した主人公の波瀾の人生を描き出す。映画化。
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雨雲の集まるとき/ベッシ―・ヘッド
¥2,970
著者:ベッシ―・ヘッド 訳者:横山仁美 出版社:雨雲出版 判型:四六判・並製・288頁 版元からの紹介: 「ただ、自由な国に暮らすのがどういうことなのか、感じてみたいんです。そうしたら、僕の人生の邪悪なものが正されていくかも知れない」 アパルトヘイト時代、南アフリカ。政治犯として刑務所で二年間を過ごしたジャーナリストの青年マカヤは、国境近くに隠れて夜を待っていた。闇に紛れて国境フェンスを乗り越え、新たな人生へ踏み出すために。たどり着いたのは独立前夜の隣国ボツワナの村ホレマ・ミディ。農業開発に奮闘する英国人の青年ギルバートと出会い、初めて農業・牧畜に携わることになったマカヤ。しかし、非人間的なアパルトヘイト社会の南アフリカとはまるで違う、自由の国であるはずのボツワナにも抑圧者は存在した。マカヤはこの国の抱える人種主義や抑圧の問題、人間の善悪、そして干ばつの苦しみを目の当たりにする。深い心の闇を抱えたマカヤは、やがて村人との出会いで傷ついた自らの心を癒していくが……。 「人間がもっとも必要としているのは、他の生命との関わりあいだ。もしかすると、ユートピアもただの木々なのかもしれない。もしかすると」 南アフリカ出身の重要作家ベッシー・ヘッドが、亡命先ボツワナで発表した1968年の長編第一作、待望の邦訳。アパルトヘイトの抑圧から逃れ、自由を求めて国境を越えた青年マカヤは、ボツワナ農村の開発に関わりながら、差別や抑圧、人間の善悪を目の当たりにする。貧困、開発、宗教、民主主義、ジェンダー、部族主義と向き合い、鋭い筆致で人間の本質を描いたアフリカ文学の傑作。
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帰れない探偵/柴崎友香
¥2,035
著者:柴崎友香 出版社:講談社 判型:四六変型/304頁 版元からの紹介: 最高。何度も何度も読んだ。この小説を読み直すためにだけでも、十年先まできっと生きていたい。ーー斎藤真理子 『続きと始まり』『百年と一日』が話題の柴崎友香による全く新しい「探偵小説」 「世界探偵委員会連盟」に所属する「わたし」は、ある日突然、探偵事務所兼自宅の部屋に帰れなくなった。 急な坂ばかりの街、雨でも傘を差さない街、夜にならない夏の街、太陽と砂の街、雨季の始まりの暑い街、そして「あの街」の空港で……「帰れない探偵」が激動する世界を駆け巡る。
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ねこのおうち/柳 美里
¥1,650
著者:柳 美里 出版社:河出書房新社 判型:四六判/256頁 版元からの紹介: ひかり公園で産まれた六匹のねことその家族が奏でる “命” の物語がいま、幕をあける。
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四維街一号に暮らす五人/楊 双子
¥2,090
著者:楊 双子 出版社:中央公論新社 判型:四六判/256頁 版元からの紹介: 全米図書賞受賞作家、最新作! 台湾グルメ×レトロ建築×女子共同生活 「あんたと一緒にいない日々は、とても寂しかった」 ワケあり住人たちが味わう未知の痛みと、百年前の台湾料理。 古い日式建築の女性専用シェアハウス・四維街一号。 一階は、BL作家の知衣と聡明でモテる小鳳、 二階は、苦学生の家家とシャイな乃云が住む。 酒呑み大家に見守られ、賑やかだった共同生活は、 百年前の台湾料理レシピの出現とともに、 ある家族の歴史と五人の孤独を溶け合わせていく―― いま最も注目される台湾人作家が贈る、忘れがたい台中ローカル食卓物語。
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トピーカ・スクール/ベン・ラーナー
¥3,190
著者: ベン・ラーナー 訳者: 川野 太郎 出版社: 明庭社 判型:四六版/378ページ 版元からの紹介: 2020年ピューリツァー賞最終候補作 「さて、これから一枚の写真を見せるので、ひとつお話を作ってもらいたい(…)この写真に写る人たちはなにを考えて、感じていると思う? まずは、なぜこのような場面に至ったのかを話してみてくれないか」 1997年、中西部カンザス州トピーカ。高校生のアダム・ゴードンは、恋人のあとを追って入り込んだ湖畔の邸宅がじつは見知らぬ他人の家だったことに気づいた。つかのま世界が組み替わり、アダムはその湖畔に立ち並ぶすべての家に同時にいる感覚に襲われる。同一性と、確からしさの崩壊。彼はすべての家にいたが、その家々の上空を漂うこともできた。 競技ディベートの名手であるアダムが、自分のスピーチのなかにみた暴力性。ともに臨床心理士のアダムの両親が紐解きはじめた、自らの記憶。母ジェーンの葛藤と彼女が闘ったトピーカの「男性たち」。父ジョナサンが心の奥底に隠した弱さ。言葉の限界にそれぞれの形で向き合う家族の語りに、アダムの同級生ダレンの声が織りこまれる。クラスにとってよそものだった彼を待つ事件。それは避けられなかったのか? そして、アダムが最後に選び取ったスピーチとは。 複数の声が時代を行き来しながら、米国の現在を照射する。『10:04』の作者が、知性と繊細さをもって共同体を描きだす、小説の新しい可能性。
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ゼリーのようなくらげ/髙田友季子
¥2,090
著者:髙田友季子 出版社:サウダージ・ブックス 判型:B6判変形/192ページ 版元からの紹介: 母が入院してから、夕食時に父がいないのは初めてだった。SNSを眺めながらドリアを口に運ぶ。相変わらず多くの人が怒っている。まともに国会で議論しない政府与党を批判する投稿にいいねをし、フェミニズムをテーマに作られた雑誌の宣伝をリポストする。スプーンが皿にあたる音が静かに響く。 (「金色のスープ」より) 五感に突き刺さる濃密な表現で女たちのやるせなさを突きつけてくる本書を読んでいると、おぞましいもの、厭わしいものをこそ真っ向から見据えろ、と叱咤される気がする。 推薦=小竹由美子(翻訳家) 読みながら登場人物たちの人生に思いを馳せると同時に、読者としての自分の人生も否応なしに続いていくという事実に圧し潰されそうになった。傑作だと断言できる。 推薦=岸波龍(機械書房) 閉じこもる者たちの、閉じているゆえの破綻——。地方の町を舞台に、恐れ、怒り、無力感を抱えながら生きる女性たちのリアルを、繊細な筆致で描く4つの短編小説。徳島在住、三田文學新人賞佳作を受賞した注目の作家による初の小説集。
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火明かり ゲド戦記別冊/アーシュラ・K.ル=グウィン
¥990
SOLD OUT
著者:アーシュラ・K.ル=グウィン 出版社:岩波書店 判型:新書/254ページ 版元からの紹介: まどろみながら彼は、はてみ丸のことを考えていた。あの小さな舟で旅した日々をーー。作家の没後に公表された〈ゲド戦記〉最後のエピソード「火明かり」。ほか、未邦訳短編「オドレンの娘」、『夜の言葉』よりエッセイ3編、講演「「ゲド戦記」を“生きなおす”」などを収めた、日本語版オリジナル編集による別冊。解説=中島京子
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水辺にて/梨木香歩
¥638
SOLD OUT
著者:梨木香歩 出版社:ちくま文庫 判型:文庫判/256ページ 版元からの紹介: ——on the water/off the water 物語の予感。 川のにおい、風のそよぎ、木々や生き物の息づかい。カヤックで水辺に漕ぎ出すと見えてくる世界を、物語の予感いっぱいに語るエッセイ。
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天使も怪物も眠る夜/吉田篤弘
¥924
著者:吉田篤弘 出版社:中公文庫 判型:文庫判/456ページ 版元からの紹介: 二〇九五年、〈壁〉によって東西に分断された東京では、誰もが不眠に悩まされていた。睡眠薬開発を巡る攻防は、やがて「眠り姫」の謎にたどり着く……。
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椿宿の辺りに/梨木香歩
¥759
著者:梨木香歩 出版社:朝日文庫 判型:A6判並製/384ページ 版元からの紹介: 三十肩と鬱に悩まされている皮膚科学研究員の山幸彦は、ふたごの鍼灸師のすすめで祖先の地、椿宿に向かう。山幸彦は、そこで屋敷と土地の歴史、自らの名前の由来を知り……。入りくんだ痛みとは何かを問う傑作長編。
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タングステンおじさん 化学と過ごした私の少年時代/オリヴァー・サックス
¥1,364
著者:オリヴァー・サックス 訳者:斉藤隆央 出版社:ハヤカワ文庫NF/早川書房 判型:文庫判/480ページ 版元からの紹介: 〔化学と過ごした私の少年時代〕のちの脳神経科医、サックス先生は年少時、化学に夢中だった。物質の化学的な振舞いの面白さを説き語ってやまないおじ、「タングステンおじさん」がいたから……科学への憧れを育んだ楽園の日々を綴りながら、化学史を一風変わった切り口から紹介ずる自伝的エッセイ、待望の文庫化。
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僕のなかの壊れていない部分/白石一文
¥924
著者:白石一文 出版社:文春文庫/文藝春秋 判型:文庫判/365ページ 版元からの紹介: 三人の女性と関係を持つ「僕」の絶望――名著再刊! 美しい恋人・枝里子をサプライズで京都に誘った。それは、昔の男が住む京都で枝里子の反応を見ようという悪意だった――。 東大卒出版社勤務、驚異的な記憶力を持つ「僕」は、同時に3人の女性と関係を持ちながら、誰とも深いつながりを結ぼうとしない。その「理屈っぽく嫌味な」言動の奥にあるのは、絶望なのか渇望なのか。彼の特異な過去を知った枝里子は。 「自分の人生にとって本質的なことからは決して逃れられない」 切実な言葉たちが読む者の胸を貫いてロングセラーとなった傑作が 文春文庫で登場。(解説・窪美澄)
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クジラ、コオロギ、人間以外
¥1,650
企画、編集、デザイン:谷脇栗太 出版社:犬と街灯 判型:B6変型/332ページ 版元からの紹介: 「クジラ、コオロギ、人間以外の存在が歌う歌」についての小説や詩歌を募集して、一冊の本を作りました。あなたの家のクローゼットで、電脳空間で、人類文明崩壊後の世界で、あらゆる場所で人間以外の存在(鳥、猫、ハンガー、もやし、建造物や天体や概念 etc…)が歌いはじめる84編。 執筆者 あさとよしや、阿下潮、化野夕陽、安孫子正浩、雨海月子、あめのにわ、阿蒙瞭、新棚のい、いしころ文庫、糸川乃衣、井上彼方、うっかり、エハガキ華、絵文字、オカワダアキナ、かくのじ、カミヤマショウキ、唐桃、涸れ井戸、川咲道穂、川島むー、川原寝太郎、岸谷薄荷、北野勇作、久乙矢、鞍馬アリス、玄川透、桑井ゆた、げんなり、こい瀬伊音、紅坂紫、児島成、西藤智、坂崎かおる、佐々木倫、笹良弥月、貞久萬、サンシ・モン、しあわせサッチー、恣意セシル、釈迦堂入文、瀬戸千歳、せらひかり、千梨、高緑千恵子、只鳴どれみ、谷脇栗太、淡中 圏、手袋と風船、藤和、仲内ひより、南雲マサキ、蜂本みさ、はったみさと、花草セレ、原里実、ばらぬす、晴、春乃夜永、万庭苔子、柊木葵、笛地静恵、藤井佯、舟樢いま、風呂、暴力と破滅の運び手、穂崎円、星野いのり、蒔狐、正井、松尾模糊、祭ことこ、三日月月洞、水谷なっぱ、三刀月ユキ、宮月中、芽論総太、望月一星、森山ねこたろう、山崎朝日、幸若希穂子、葉々、六角辰巳、Y.田中 崖