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あなたがいたから 45の独立書店をめぐる旅/相田冬二
¥1,980
『あなたがいたから 45の独立書店をめぐる旅』 著者:相田冬二 出版社:Bleu et Rose 判型:B6版/154ページ 版元からの紹介: 2024年11月、映画パンフレットに寄稿した作品評101篇を収録した評論集『あなたがいるから』をはじめての自費出版で刊行した相田冬二が、同書を扱っている全国の独立書店を訪れ、そこで感じたことを主観的に綴った独立書店エッセイ。 これまで独立書店に縁のなかった著者が感じた、その世界とは──。
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随風 02
¥1,980
『随風 02』 出版社:書肆imasu 判型:A5判 縦148mm 横210mm 162ページ 版元からの紹介: 随筆復興を推進する文芸誌『随風』 創刊号は刊行後たちまち重版となり話題をさらった。 今号は執筆陣にpha、古賀及子、花田菜々子、絶対に終電を逃さない女、佐々木敦らを迎える。
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それがやさしさじゃ困る/鳥羽和久
¥1,980
著者:鳥羽和久 写真:植本一子 出版社:赤々舎 判型:132ページ 版元からの紹介: 子どもが自分でつかむまで! 大人が「わかったふり」をやめると、対話がはじまる。焦らず、 断ち切らず、観察しつづけるための視点──。学び・進路・日常相談と一年の日記から、関係がほどける瞬間を見つめる教育エッセイ。 『それがやさしさじゃ困る』は、子どもに向けられる「善意」や「配慮」が、時に子どもの心を傷つけ、主体性を奪ってしまうという逆説を、教育現場の最前線で20年以上子どもと向き合ってきた著者・鳥羽和久さんが鋭く描き出す一冊です。 「失敗させまい」「傷つけまい」という大人の"先回り"が、実は子どもの可能性を閉ざしてしまう──。本書では「学校」「親と子」「勉強」「受験」といったテーマを軸に、現代教育の盲点と私たち大人が抱える不安の影を浮かび上がらせます。単なる批判にとどまらず、大人の葛藤や弱さへの眼差しがこめられているからこそ、その言葉は深く胸に響きます。 さらに本書を特別なものにしているのは、ページ下部に並走する一年間の日記の存在です。そこには、卒業生との忘れられない一瞬や、親子の関わりの奥に潜む無自覚な"デリカシーのなさ"への気づきなど、教育の現場で生まれた生の思索が断片的に綴られています。論として伝えられるエッセイと、濾過されない日々の記録が呼応し合い、本書は単なる教育論を超えた、立体的で豊かな手触りを届けてくれます。 解決策を提示する本ではありません。むしろ「間違うこと」「揺れ動くこと」を恐れず、子どもを信じて共に歩むことの大切さを、本書は静かに指し示しています。大人として迷い続ける私たちに寄り添い、伴走してくれる一冊です。 そして本書には、写真家・植本一子さんが鳥羽さんの教室やその周辺で撮り下ろした写真が栞のように差し挟まれています。子どもたちの表情や存在は、エッセイや日記で綴られる思索に呼応し、本書を照らし、「いま、ここ」の空気を手渡してくれるでしょう。
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ギンガムチェックと塩漬けライム: 翻訳家が読み解く海外文学の名作/鴻巣友季子
¥1,980
著者:鴻巣 友季子 出版社:NHK出版 判型:260ページ 版元からの紹介: 小説の読み解き方がわかる。知ってるつもりだったあの名作の、新たな顔が見えてくる! 『嵐が丘』は、相続制度と法律知識を駆使した「不動産小説」だった? アトウッドの『侍女の物語』は現代アメリカがモデル? 不朽の青春小説『ライ麦畑でつかまえて』は、太宰の『人間失格』に似ている? これからのポストヒューマン時代に必読の作家、カズオ・イシグロー 当代一の翻訳家・文芸評論家である著者が、 誰もが知る名著を全く新しい切り口で解説し、 小説のあじわい方を指南する大人向けブックガイド。 あの名作の知られざる“顔”が見えてくる! 誰もが一度はふれたことのある古典的名著から、今こそ読むべき現代作家の“問題作”まで。 著者の翻訳家としての歩みのなかで、思い出深い作品、折にふれて読み返す、大切な名著たちをここに紹介。 翻訳者ならではの原文(英語)の読み解きや、作品理解の深まる英語トリビアがちりばめられていますので、翻訳家志望の方や、英語学習者も楽しめます。 ※本書はNHKラジオテキスト「ラジオ英会話」の人気連載「名著への招待」(2021 年度~2024 年度)を加筆修正してまとめたものです。
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ただいま装幀中/クラフト・エヴィング商會
¥1,100
著者:クラフト・エヴィング商會 出版社:筑摩書房 判型:新書/160ページ 版元からの紹介: 二人でデザインすることは、こんなにも楽しい! リボンをかけた小箱をひとつひとつプレゼントするように、ちくまプリマー新書の装幀を続けて20年、500冊。 アイディアは台所のテーブルで生まれる。パソコンは二人で一台。 「ノイズ」や「ほつれ」こそが魅力。愛は必需品――。 二人組創作ユニット「クラフト・エヴィング商會」が語る、装幀という仕事。 ちくまプリマー新書500巻記念! === 【目次】 1 本は平面でありながら立体でもある ――どうして装幀の仕事をすることになったか 2 つかず離れずというのがちょうどいいんです ――どんなふうに二人でデザインをしているか プリマー新書*装幀セレクショ 3 リボンをかけた小箱をプレゼントするように ――「ノイズ」と「ほつれ」と「にじみ」 4 「何もしない」っていうのは、どうでしょう ――「過程」があってこその「結果」なんです 「あとがき」の代わりに ===
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ガラスと雪のように言葉が溶ける-在日韓国人三世とルーマニア人の往復書簡/尹雄大、イリナ・グリゴレ
¥1,760
著者:尹雄大、イリナ・グリゴレ 出版社:大和書房 判型:192ページ 版元からの紹介: 注目の人類学者と在日三世ライターが語る! 自分の子供と異国の言語で話す文化人類学者と自国の言葉を話せないライターが、自らルーツと言語、そして言葉で表現できないアイデンティティと身体感覚について語り合う。
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ふらんすの椅子 四月と十月文庫9/鈴木るみこ
¥1,760
著者:鈴木るみこ 出版社:港の人 判型:四六判変型/並製本/カバー装/本文176頁 版元からの紹介: 雑誌『クウネル』の“心臓”であったライター・編集者鈴木るみこの遺稿集。『暮しの手帖』『フィガロ ジャポン』『すばる』などに掲載のエッセイのほか、未発表原稿5篇収録。 夢見る少女は、憧れのフランスに暮らす。いのちを愛おしむ眼差しからせっせと文章を書き、若い読者の夢を応援した。鈴木るみこは、大人になって最後まで夢見る少女のままだった。その切ない証しがポロポロ涙の結晶のようにこの本に詰まっている。 解説「るみちゃんへ」牧野伊三夫 装画 牧野伊三夫 装丁 青木隼人+牧野伊三夫
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仕事場訪問 四月と十月文庫8/牧野伊三夫
¥1,650
著者:牧野伊三夫 出版社:港の人 判型:四六判変型/並製本/カバー装/本文216頁 版元からの紹介: ◎「仕事場訪問」は美術同人誌『四月と十月』の人気連載。画家牧野伊三夫が強い魅力を感じ関心を抱いているアーティストなどの仕事場を訪問し、その生き方、芸術の心や手法について聞き書きした貴重な記録となっている。 ◎本書に登場する人物(敬称略) 木村希八(版画刷り師)、葛西薫(アートディレクター)、山本作兵衛(炭鉱の記録画家)、立花文穂(アーティスト)、橋本兵蔵(月光荘画材店創業者)、鈴木安一郎(アーティスト)、福田尚代(アーティスト)、福間貴士(湯町窯陶芸家)、田口順二(画家) ◎芸術や独自の仕事を模索しながら打ち込もうとする若い世代を応援するメッセージや内容を誇る美術エッセイ集。
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ある正金銀行員家族の記憶/八木和子
¥1,980
著者:八木和子 出版社:港の人 判型:四六判/上製本/カバー装/本文332頁 版元からの紹介: 大正9年生まれの著者は、横浜正金銀行(東京銀行の前身)のエリート工員であった父親と共に、ロンドン、上海、カルカッタなど世界7都市を転々として少女時代を過ごす。本書は、その多感な少女が見た大正から終戦までの激動の時代を、独自のユーモアをまじえた自由闊達な語り口で綴る、躍動感あふれるノンフィクション。 2012年に本書の執筆を思い立った著者は、5年の歳月をかけて完成させた。97歳の著者が書いた青春物語はのびやかに明るく、楽しい。
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音楽の記憶/森邦夫
¥1,760
著者:森邦夫 出版社:港の人 判型:四六判/上製本/本文120頁 版元からの紹介: アメリカ文学者の著者が、長年親しんできたクラシック音楽をめぐる詩情豊かなエッセイ集。 「音楽の記憶」、そして、「楽曲に寄せるショートショートエッセイ」の2章から成る。「音楽の記憶」では、「記憶に残るコンサート」「オペラはモーツァルトで十分です」「協奏曲と室内楽の楽しみ」と題された3本のエッセイで、ヨーロッパへコンサートを聴きに行った体験や暮らしのなかでの音楽の楽しみを披露する。後半部は、ハイドン、モーツァルト、マーラーなど著者の好きな曲からインスピレーションを得て描いた詩的な世界を展開する。
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一万円ちょっとの靴/関根愛
¥550
番外編冊子『一万円とちょっとの靴』 発⾏⽇ |⼆〇⼆五年五⽉⼗⼀⽇ 初版第⼀刷 著 者|関根 愛 装 丁 |domeki 印刷・製本|レトロ印刷 版元からの紹介: 短篇集『青い靴をはいて歩く』の番外篇エッセイを三話収録した 刊行記念小冊子をリソグラフで印刷しました。 『青い靴〜』とも並行する世界における、 三つの"一万円とちょっとの靴"にまつわる私的なエッセイです。 本編をお読みいただいてから お楽しみいただくことをおすすめいたします。 ____________________________________________ これは、"もうひとつの"、家族のお話 ---もくじ--- 母の靴 雨の日の靴 ピンクとみどりの靴 ____________________________________________
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僕は、太陽をのむ 四月と十月文庫6/牧野伊三夫
¥1,320
著者:牧野伊三夫 出版社:港の人 判型:四六版変形/152ページ 版元からの紹介: ◎美術同人誌『四月と十月』を主宰し、本シリーズ「四月と十月文庫」の生みの親である画家・牧野伊三夫のはじめての画文集。 ◎画家・牧野伊三夫は第2回アトリエヌーボーコンペ日比野賞受賞。画業に傾注する傍ら、北九州市の情報誌『雲のうえ』、飛騨高山の魅力を伝えるフリーペーパー『飛騨』の編集にたずさわるなど幅広く精力的に活躍中である。 ◎エッセイは絵画や芸術、画家の旅、日々の暮らしなどを軽妙に温もりのある筆致で描く。素朴で力づよく生命感溢れる絵画、素描作品も豊富に収録。酒と銭湯をこの上なく愛し、少年絵描きの心をもち続ける画家・牧野伊三夫の詩のある画文集。 ◎跋文「あの頃のわれらは」 葛西薫(アートディレクター)
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群青のハイウェイをゆけ/きくち
¥1,980
著者:きくち 出版社:hayaoki books 判型:四六版/272ページ 版元からの紹介: ときに身軽な散歩のようで、ときに切実な祈りのような、週末の旅の記録。 「うらやましい感受性と文才」「すぐれた短編小説のよう」 ブログで絶賛コメント殺到!! 謎のはてなブロガーきくち、待望の初書籍です。 2010年代から現在まで、青年期と共にあった短い旅の記録をまとめた短編集。旅行記19編とエッセイ6編を収録しています。 巻末にはカラーの写真ページも。さらに、本に登場する場所をまとめたマップ(Googleマップ)もご覧いただけます。
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花火と残響/ササキアイ
¥1,870
著者:ササキアイ 出版社:hayaoki books 判型:四六版/144ページ 版元からの紹介: === 予定通りに上手くいかなかった思い出ほど振り返ったときになんだか愛しかったりして、そういう微妙な心のさじ加減はまだAIなんかに悟らせるものか、と思ってしまう。 (「その思い出、私にくれない?」より) === 誰にだって、“特別じゃないのに忘れられない夜”がある――。 作家・燃え殻、こだま 絶賛!! 大人になってしまったあなたへ送る、人生の軌跡をほの明るく照らす26編。 「文学フリマ」で自費出版誌が話題となった作家・ササキアイ、待望のデビューエッセイ集。 (装丁:飯村大樹、装画:原倫子)
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好きよ、トウモロコシ。/中前結花
¥1,650
著者:中前結花 出版社:hayaoki books 判型:四六版/154ページ 版元からの紹介: 「読み終えてタイトルの意味がわかった瞬間に涙」「なつかしい記憶がよみがえる」 SNSで大反響! 書店員からも熱い推薦コメントが続々。 心の機微やノスタルジーを繊細に描く文章に定評があり、Webメディアを中心に人気を集めるエッセイスト 中前結花の初エッセイ集です。 書き下ろしを含む全14編を収録。装画、挿絵は、イラストレーターの北村人。
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NHK出版 学びのきほん つながりのことば学/齋藤陽道
¥825
著者:齋藤陽道 出版社:NHK出版 判型:A5版/128ページ 版元からの紹介: うまく話すよりも、大事なことがある。 NHKの長寿番組「おかあさんといっしょ」のエンディング曲「きんらきら ぽん」の作詞を担当、手話を言葉として生きる写真家・齋藤陽道さん。手話を禁じられ、心から言葉が離れていった幼少期。手話に出会い、初めて会話の楽しさを知った高校時代。心の底から他者とつながるために写真を撮り続けた日々。「つながり方」を発見していった過程は、他者との関係性に悩む人を後押ししてくれる。言葉が伝わらないことを身にしみて知っているからこそ見出した、「言葉の共有地」「言葉の解像度」「消感動と宿感動」「存在を聴く」などの視点から、安易なノウハウではない、コミュニケーションの「そもそも」論を学ぶ。
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見ることの塩 下/四方田犬彦
¥1,320
著者:四方田犬彦 出版社:河出書房新社 判型:文庫版/328ページ 版元からの紹介: すべてが廃墟と化し、その残骸が晒された世界へ──ただ見ることを課された旅は、紛争終結から数年後の旧ユーゴ諸国へ。宗教や民族の虚構性を看過し、世界の矛盾を凝視する苦悩と思索。珠玉の紀行文学。
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見ることの塩 上/四方田犬彦
¥1,320
著者:四方田犬彦 出版社:河出書房新社 判型:文庫版/320ページ 版元からの紹介: イスラエル/パレスチナでは何が起きているのか? テルアヴィヴからエルサレム、そして「壁」を越えパレスチナへ──街を歩き、対話を重ね、土地の日常から現代のアポリアを凝視する珠玉の紀行文学。
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孤独の科学: なぜ寂しくなるのか なぜつながりを求めるのか/ジョン・T・カシオポ、ウィリアム・パトリック
¥1,650
著者:ジョン・T・カシオポ、ウィリアム・パトリック 出版社:河出書房新社 判型:文庫版/464ページ 版元からの紹介: 人間とは「つながり」を求める動物である。脳と心のしくみから、進化のプロセス、病との関係、社会・経済的背景、対処法まで、現代人が知っておきたい孤独感のすべて。ロングセラーの新装版。
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映画じゃないんだから、うまくいかなくても大丈夫。/ジェーン・スー、高橋芳朗
¥814
著者:ジェーン・スー、高橋芳朗 出版社:ポプラ社 判型:文庫版/287ページ 版元からの紹介: 「正解のない人生」を私たちは生きている。 恋愛・結婚、キャリア、年齢―― ラブコメ映画を通して女性の生き方を語る! *本書は『新しい出会いなんて期待できないんだから、誰かの恋観てリハビリするしかない』を改題し、新たな対談を加えて、文庫化したものです 「枠からはみだして、自分の人生を手に入れる」 「自分のフィールドで自分の正義をまっとうする」 「愛を知ることは、痛みを知ることでもある」 ――ラブコメ映画をこよなく愛するふたりが、 おすすめの映画を語るなかで、人生で大切なものが見えてくる! 「明日もがんばろう」と前向きな気持ちになる対談集。 巻末にラブコメ映画カタログを掲載。 ◎ 目次 1章 可能性は無限大!夢を叶えるガールズパワー 2章 人の数だけ愛のかたちは存在するのよ 3章 恋のハードルは超えるためだけに存在する 4章 傷つきたくない!心が鉄壁になった女に捧ぐ…… 5章 やっぱり観ておきたい!長年愛され続ける王道作品 6章 働きすぎて疲れた私に、王子様プリーズ! 7章 終わった恋が忘れられないあなたへの処方箋 8章 身勝手な男どもよ、思い知れ! 9章 いろいろあった大人の女は恋をするにも一苦労 10章 確実にロマンスに浸かりたい、そんなときこそザ・スタンダード 11章 いくつになっても恋に落ちる気力体力を見習いたい 12章 私が“ワタシ”を見つけたら、人生ガラッと変わるはず 文庫版特別収録 「ひとりの良さ」と「他者と生きること」について 『シングル・イン・ソウル』
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新版 映画の構造分析/内田樹
¥2,420
著者:内田樹 出版社:晶文社 判型:四六判並製 332頁 版元からの紹介: 映画に隠された驚くべき物語構造を読み解く、 スクリーンから学べる現代思想、精神分析、ジェンダー。 大幅増補の決定版映画論。 物語には構造があり、映画にも構造がある。そして映画の構造を知ることが、人間の欲望の構造を知ることにつながる……。『エイリアン』『大脱走』『裏窓』などハリウッド映画の名作を題材にした映画論にして、ラカンやフーコーなど現代思想の入門テキストとして高い評価を受けた旧版『映画の構造分析』に、『君たちはどう生きるか』『ドライブ・マイ・カー』『怪物』『福田村事件』など、近年の話題作を分析した論考を大幅増補した決定版映画論。〔2003年初版〕 解説=春日武彦(精神科医) 「あらゆる芸術作品は、それについて語られた言葉をも含めてはじめて「作品」として成立していると僕は思っています。僕たちは作品について語ることを通じて、作品にある種の「付加価値」を付与している。(…)だからこそ、美術批評とか文芸批評という分野が存在しているわけです。さまざまな芸術活動の中でも、とりわけ映画は批評の占める割合が多いと僕は思います。(…)集団の創造という点で映画に匹敵するジャンルはありません。」(「あとがき」より)
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新版 就職しないで生きるには/レイモンド・マンゴー
¥2,090
著者:レイモンド・マンゴー 訳者:中山容 出版社:晶文社 判型:四六判並製 232頁 版元からの紹介: 自分のリズムにあわせて働き、好きなことで生計を立てる。 40年以上にわたり若者たちを励ましてきた不朽の名著。 仕事と生き方に悩むすべての人に。 嘘にまみれて生きるのはイヤだ。だが生きていくためにはお金がいる。だから自分の生きるリズムにあわせて労働し、人びとが本当に必要とするものを売って暮らすのだ。天然石鹸をつくる。小さな本屋を開く。その気になれば、シャケ缶だってつくれる。頭とからだは自力で生きぬくために使うのだ。失敗してもへこたれるな。ゼロからはじめる知恵を満載した若者必携のテキスト。〔1981年初版〕 解説=辻山良雄(本屋Title店主)
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能力で人を分けなくなる日/最首悟
¥1,540
著者:最首悟 出版社:創元社 判型:160ページ 版元からの紹介: シリーズ「あいだで考える」 不確かな時代を共に生きていくために必要な 「自ら考える力」 「他者と対話する力」 「遠い世界を想像する力」 を養う多様な視点を提供する、 10代以上すべての人のための人文書のシリーズ。 * 本書は、著者の第4子で重度の知的障害者である星子さんとの暮らしや、津久井やまゆり園事件の犯人「植松青年」との手紙のやりとり、また1977年から通い続けた水俣の地と水俣病などについて、10代の3人の若者を相手に語った記録である。能力主義と優生思想、人とのかかわり、個・自立・責任、差別、脳死、人の生死といのち……などをめぐって話しあい、いのちに価値づけはできるのか、「共に生きる」とはどういうことかを考える。(装画:中井敦子) 【目次】 ※制作中のため、変更の可能性があります。 第1回 頼り頼られるはひとつのこと 「3人の自分」と星子さんの誕生 星子さんとの暮らし 頼り頼られるはひとつのこと コラム 「聴(ゆる)す」=心をひらいて聞く 第2回 私の弱さと能力主義 「弱さ」と能力 やまゆり園事件の植松青年とのかかわり 能力で人の生死を決められるのか 第3回 開いた世界と閉じた世界 社会の中の優生思想 自立と自己責任 「個人」の西欧と「場」の日本 コラム 「いる」と「ある」の違い 開いた世界と閉じた世界 コラム 日本語の中の成り行き主義 いのちの中の死と生 第4回 いのちと価値のあいだ 差別と水俣病 石牟礼道子が伝えた水俣 いのちと価値のあいだ
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流れる星は生きている/藤原てい
¥880
著者:藤原てい 出版社:中公文庫 判型:文庫版/332ページ 版元からの紹介: 昭和二十年八月九日、ソ連参戦の夜、満州新京の観象台官舎——。夫と引き裂かれた妻と愛児三人の、言語に絶する脱出行がここから始まった。敗戦下の悲運に耐えて生き抜いた一人の女性の、苦難と愛情の厳粛な記録。戦後空前の大ベストセラーとなり、夫・新田次郎氏に作家として立つことを決心させた、壮絶なノンフィクション。
