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新版 就職しないで生きるには/レイモンド・マンゴー
¥2,090
著者:レイモンド・マンゴー 訳者:中山容 出版社:晶文社 判型:四六判並製 232頁 版元からの紹介: 自分のリズムにあわせて働き、好きなことで生計を立てる。 40年以上にわたり若者たちを励ましてきた不朽の名著。 仕事と生き方に悩むすべての人に。 嘘にまみれて生きるのはイヤだ。だが生きていくためにはお金がいる。だから自分の生きるリズムにあわせて労働し、人びとが本当に必要とするものを売って暮らすのだ。天然石鹸をつくる。小さな本屋を開く。その気になれば、シャケ缶だってつくれる。頭とからだは自力で生きぬくために使うのだ。失敗してもへこたれるな。ゼロからはじめる知恵を満載した若者必携のテキスト。〔1981年初版〕 解説=辻山良雄(本屋Title店主)
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〈わたし〉からはじめる地方論――縮小しても豊かな「自律対話型社会」へ向けて/工藤尚悟
¥2,200
著者:工藤尚悟 出版社:英治出版 判型:四六版/280ページ 版元からの紹介: 人口、産業、文化……縮小するなかで 地域は何を持続していくのか? 都市と地方の二項対立から脱し、 地域が自らの「言葉」で豊かさを語り直したとき、 本当の意味での「地方創生」につながる──。 秋田県五城目町で研究する 「地域✕サステイナビリティ」の論客、20年の集大成。 ■地域に「言葉」を取り戻すことが、なぜ必要なのか 「地域を活性化しなければ」 「限界集落での生活は、大変に違いない」 2014年の「地方創生」発表から10年が経ち、2025年6月には、石破内閣により地方創生2.0の基本構想が発表されました。「地方を盛り上げなければならない」はもはや疑う余地のないテーゼとなりつつあります。 本書『〈わたし〉からはじめる地方論』の著者である工藤尚悟氏は、この展開に待ったをかけます。 国際教養大学准教授で「地域×サステイナビリティ」について20年探究を行ってきた工藤氏は、「地域を巡っては、地域活性化といったポジティブな言葉から限界集落、消滅可能性都市といったネガティブな言葉まで、すべて中央から発信された言葉であり、都市と地方の二項対立を前提としている」と語ります。 そして、都市からの発信に偏った結果、地域は都市から人口をいかに獲得するかという議論に陥り、「言葉」を操る外部からくるコンサルタントに頼るしかなくなってしまうのだと。 ■本当に問うべきは、「縮小していくなかで地域は何を持続していくのか」 では、本当に問うべきは何なのか。それを工藤氏は、「縮小していくなかで地域は何を持続していくのか」だと言います。 ・地方創生と言うけれど、そこにはそのまちで暮らす人たちが何を持続するのかの視点が欠けている。 ・消滅可能性都市と言うけれど、そこにはそのまちから何が消えると困るのかの視点が欠けている。 抜け落ちているのは、「その地域で暮らす〈わたし〉の視点」。本書では、地域というものを中央・都市と対置させるのではなく、訪れる人とそこで暮らす人が出会う流れのなかの〈あいだ〉という形で提示し、両者をフラットな関係でみることで、地域側からの「語り」が生まれる余地ができ、自律的な地域へと至ることが示されます。 ■縮小と豊かさを両立する秋田県五城目町の5つの特徴を解き明かす 本書では五城目町で暮らす人たちが自分たちの暮らしのために企み、実行していったさまざまな取り組みが紹介されます。「縮小しても豊か」を実践するための5つの特徴(第4章)は必読です。 1)まちとつながる場所がある ・企業誘致ではなく多様な職種を集める――ババメベース……ほか 2)「小さな企て」が起きている ・仲間に背中を押されて生まれた「昼間のスナック」――いちカフェ……ほか 3)異質なものが流れ込む ・各地のローカルとの橋渡しの場――シェアビレッジ……ほか 4)自ら学ぶまち ・子どもの教育と大人の教育の境界線を越える――みんなの学校……ほか 5)誰かの「やってみたい」が具現化しやすい場がある ・数百円の出店料で挑戦できる――朝市plus+……ほか ■「土着のイノベーション」とは 社会の変容は、足もとの変容からしか生まれません。 そして、足もとの暮らしを変えていくには、 まちに、土地に、地域に根ざした「まなざし」こそが欠かせません。 地域に長く根を張り、世代を超えて持続的な変化をもたらす 「土着のイノベーション」ともいうべきムーブメント。 世界中で同時多発的に起こっているこの変化の「さざなみ」を、 あるときはその担い手に、またあるときは地域のエコシステムに、 さまざまな角度から光を当て、読み手の暮らしの変容へとつなげる。 そんな想いを実現すべく、英治出版が立ち上げたのが、 コンテンツレーベル「土着のイノベーション」です。
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複業ZINE/gasi editorial
¥1,100
SOLD OUT
著者:gasi editorial 出版社:タバブックス 判型:62ページ 版元からの紹介: 終身雇用は崩壊、非正規職が増大し、年金は当てにならず、いまや「死ぬまで働く」が当たり前。先行き不安な社会情勢が続く中、本業のかたわらにする副業ではなく、いろいろな仕事を並行して行う「複業」を選ぶ人が増えている。やりたいことだけでは生活できない/できることを増やすために/持続できる働き方を模索してetc. 15人の複業から浮かび上がってくる、仕事の現在、社会の姿。より尖がった、踏み込んだコンテンツを発信するレーベルgasi editorial第8弾。
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HELLO,DESIGN 日本人とデザイン/石川俊祐
¥1,540
著者:石川俊祐 出版社:幻冬舎 判型:四六判・並製/205ページ 版元からの紹介: デザインとは本来、「人間の欲求に寄り添い、解決する、誰にでもできる考え方」。 トップデザイナーのように「誰も思い浮かばなかった優れた答えを導き出す」思考のメソッドを、イノベーティブ企業として有名なデザインコンサルティングファーム『IDEO』に所属していた著者が伝授。日本人が今、身に着けるべき理由から、その考え方、活用術まで。 考え方も、発想の質も、生き方もガラッと変わる「デザイン思考」の決定版。
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会社と社会の読書会/畑中 章宏、若林 恵、山下 正太郎、工藤 沙希
¥1,980
『会社と社会の読書会』 著者:畑中 章宏、若林 恵、山下 正太郎、工藤 沙希 出版社:黒鳥社 判型:A5判 版元からの紹介: わたしたちはいつから「社会に出る」ことを「会社に入る」ことだと思うようになったのだろう?現代日本人の生活にあまりにも行き渡り、出世や勤勉さ、あるいは欲望といった日々の考え方にも大きな影響を与えている「会社」とはいったい何なのだろう。 自律協働社会のゆくえを考えるメディア「WORKSIGHT」が、民俗学者の畑中章宏を招いて会社と社会を考える読書会を開催。『学問のすゝめ』から『ブルシット・ジョブ』、自己啓発から不倫まで、246冊の本とともに「日本の会社」という謎に迫る対話集!
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アファーマティブ・アクション-平等への切り札か、逆差別か
¥968
『アファーマティブ・アクション-平等への切り札か、逆差別か』 著者:南川 文里 出版社:中央公論新社 判型:新書 256ページ 版元からの紹介: 「積極的差別是正措置」と訳されるアファーマティブ・アクション。入試や雇用・昇進に際して人種やジェンダーを考慮する実験的で論争的な取り組みだ。1960年代、公民権運動後のアメリカで構造的な人種差別を解消する取り組みとして導入されたが、「逆差別」「優遇措置」との批判が高まる。21世紀には多様性の推進策として復権するも、連邦最高裁は2023年に違憲判決を下した――。役目を終えたのか。平等のために何をすべきか。アメリカの試行錯誤の歴史をたどり考える。
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tattva Vol.6
¥2,200
出版社:株式会社ブートレグ 判型:A5変形/224ページ 版元からの紹介: 特集:生まれるうちあわせ。いい会議。 私たちは本当に一人でできることがほとんどないから、話し合いの場を設ける。それは打ち合わせとも会議とも呼ばれるが、なぜわざわざ話し合うのかを考えると、できるだけ「みんな」にとって有益なものにするためである。そしてこのみんなが増えるほど、話し合いは難解になっていく。いい話し合いとは、何なのか? ◎いい対話の条件 リアーナと交わしたぶっちゃけ話 ミランダ・ジュライ(小説家) 「ルンブン」で生きる─ 芸術と生活の共有地 ルアンルパ(アート・コレクティヴ) ◎寄稿・連載 武邑光裕 / 西研 / 饗庭伸 / 伊藤亜紗 / 百瀬 文 / 松本紹圭 / 相馬千秋×田村かのこ / 中竹竜二 / 河田将吾×山下正太郎 / 遠藤文香 /草野庸子/奥野紗世子/酒井麻衣/和田彩花/曽我部恵一/青柳文子×小谷実由/チョーヒカル/Licaxxx/鈴木謙介 他多数
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tattva Vol.5
¥2,200
出版社:株式会社ブートレグ 判型:A5変形/224ページ 版元からの紹介: 特集:とらわれないで学ぶ。しゃかい、べんきょう。 それまで信じていた前提が崩れ去ったり、スキルが通じなかったり、または衰えによって当たり前にできていたことができなくなったり、自分の中にある「当たり前」や「べき」に別れを告げなければならない瞬間は度々訪れます。このとき最も苦しいのは、自身が作り上げたフレームを壊し、都度構築し直すこと。社会という実践の場で、自らの常識や経験にとらわれず生きて行くには? ◎コミュニティの教育 ヴァージル・アブロー追悼企画 ヴァージル・アブローの教室&若きクリエイターのためのリソース集「FREE-GAME」 ケア・コレクティブ(研究者・活動家グループ) ケアの相互依存 岡野八代(政治学者・同志社大学教授) 教育から、世界への「学び」へ ーケアから考える ◎寄稿・連載 武邑光裕 / 東畑開人 / 山縣良和×江本伸悟 / 今村久美×中島岳志 / 苫野一徳 / 中林美恵子×松村圭一郎 / 渡辺健一郎 / 為末大×田中みゆき / 本城直季 / 野田祐一郎 / 草野庸子 / 奥野紗世子 / 酒井麻衣 / 和田彩花 / 曽我部恵一 / 青柳文子×小谷実由 / チョーヒカル / Licaxxx / 鈴木謙介 他多数