
シンクロと自由/村瀨孝生
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著者:村瀨孝生
出版社:シリーズ ケアをひらく/医学書院
判型:A5頁/296ページ
版元からの紹介:
介護現場から「自由」を更新する!
「こんな老人ホームなら入りたい!」と熱い反響を呼んだNHK番組「よりあいの森 老いに沿う」。その施設長が綴る、自由と不自由の織りなす不思議な物語。万策尽きて、途方に暮れているのに、希望が勝手にやってくる。誰も介護はされたくないし、誰も介護はしたくないのに、笑いがにじみ出てくる。しなやかなエピソードに浸っているだけなのに、気づくと温かい涙が流れている。
コメント:
《僕は視力が衰えてきて手元に拡大鏡が手放せない有様ですが、280ページ余を休み休み読み、「北極と岡山にある郵便局」で爽快なカタルシスを味わいました。これは何と言うか、人を具体から抽象へ誘う哲学書でもありますね。
この本には言葉より先に「現場」がある。それに比べると僕が書いているような「詩」には言葉しか(日本語しか)現場がない、それがいつも僕を苛立たせ、詩という書きものに疑問を感じさせているのです。その不満がまた僕の詩を書くエネルギー源になってもいるのですが。
この本を読んでいると、以前だったら書いている村瀨さんの側に立っていたと思うのですが、今や書かれているお年寄りの側に立っている自分に気付きます。鶴見俊輔さんは言葉を人間語、生き物語、存在語というふうに分けていましたが、老いてくるとおいそれと言葉にならない存在語の方に気持ちが寄っていきます。お年寄りが発する存在語に詩で近づきたいというのが目下の見果てぬ夢です。》──谷川俊太郎
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